日本時間の2017年9月13日の深夜2時、Apple社は新製品発表イベント「Apple Special Event」内で最新型のiPhoneを3機種同時に発表しました。その3機種とは「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」、10周年モデルの「iPhone X」です。日本国内では「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」の2機種が2017年9月15日から予約を開始し、22日に販売することが明言され、ソフトバンクでもそれに伴ったサポートサービスを予定しています。今回は「iPhone 8」について解っている限りの情報をお伝えします。
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スペシャルイベント内でiPhone 8を発表!
現地時間の2017年9月12日にApple社はイベント内で新製品として最新型iPhoneを3機種同時に発表しました。そのうちの「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」が日本国内で2017年9月15日から予約を開始し、22日に販売されることが発表されました。
これらはiPhone初となるワイヤレス充電対応モデルである他、ハイスペックGPUを搭載し、高速化が図られている最先端スマホとして注目されています。
iPhone 8の気になる詳細
iPhoneが発売されて丁度10年目となる今年、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 8 Xの3機種が同時に発表されました。iPhone 8とiPhone 8 Plusは2017年の9月22日、iPhone Xは10月27日より予約開始、11月3日の発売日が決定しています。
iPhoneの10周年記念モデルであるiPhone Xやナンバリングの9を飛ばした理由など、様々なことが気になりますが、まずはiPhone 8とiPhone 8 Plusについて簡単にお伝えしましょう。
iPhone 8/Plusの基本スペック
基本スペック | iPhone 8 | iPhone 8 Plus |
ケース素材 | アルミニウム | |
仕上げ | シルバー スペースグレイ ゴールド | シルバー スペースグレイ ゴールド |
容量 | 64GB 256GB | 64GB 256GB |
サイズ | 高さ:138.4 mm 幅:67.3 mm 厚さ:7.3mm | 高さ:158.4 mm 幅:78.1 mm 厚さ:7.5mm |
重量 | 148g | 202g |
ディスプレイ | Retina HDディスプレイ IPSテクノロジー搭載4.7インチ(対角)ワイドスクリーン LCD Multi‑Touchディスプレイ 1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi 1,400:1コントラスト比(標準) True Toneディスプレイ 広色域ディスプレイ(P3) 3D Touch 最大輝度625cd/m2(標準) 広視野角のためのデュアルドメインピクセル 耐指紋性撥油コーティング 複数の言語と文字の同時表示をサポート 拡大表示 簡易アクセス | Retina HDディスプレイ IPSテクノロジー搭載5.5インチ(対角)ワイドスクリーン LCD Multi‑Touchディスプレイ 1,920 x 1,080ピクセル解像度、401ppi 1,300:1コントラスト比(標準) True Toneディスプレイ 広色域ディスプレイ(P3) 3D Touch 最大輝度625cd/m2(標準) 広視野角のためのデュアルドメインピクセル 耐指紋性撥油コーティング 複数の言語と文字の同時表示をサポート 拡大表示 簡易アクセス |
防沫性能、耐水性能、防塵性能 | IEC規格60529にもとづくIP67等級 | |
チップ | 64ビットアーキテクチャ搭載A11 Bionicチップ ニューラルエンジン 組み込み型M11モーションコプロセッサ | |
カメラ | 12MPカメラ 最大5倍のデジタルズーム | 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ 光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) | |
タッチID | ホームボタンに内蔵された指紋認証センサー | |
通信事業者 | ソフトバンク au docomo | |
電源とバッテリー | 連続通話時間(ワイヤレス):最大14時間 インターネット利用:最大12時間 ビデオ再生(ワイヤレス):最大13時間 オーディオ再生(ワイヤレス):最大40時間 高速充電に対応:30分で最大50%充電 | 連続通話時間(ワイヤレス):最大21時間 インターネット利用:最大13時間 ビデオ再生(ワイヤレス):最大14時間 オーディオ再生(ワイヤレス):最大60時間 高速充電に対応:30分で最大50%充電 |
OS | iOS11 | |
SIMカード | nano-SIM 既存のmicro-SIMカードに非対応 | |
同梱物 | iOS 11を搭載したiPhone EarPods with Lightning Connector Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ Lightning - USBケーブル USB電源アダプタ マニュアル |
Apple公式で明記されているスペックが上の表になります。恐らくユーザーが気になるであろう部分だけを抜粋していますので、さらに詳しく知りたい人は公式の紹介ページで確認すると良いでしょう。
簡単に説明すると、iPhone 8とPlusの違いはサイズ重量、ディスプレイ、カメラ性能程度の違いで、スペックの差はほぼありません。電源とバッテリーは従来のiPhone 7/Plusと同等のもので、バッテリーの駆動時間もこれまで通りと同じ感覚で利用できます。
充電は新採用のワイヤレス充電となっており、充電のわずらわしさを一新させるなどの試みが感じられます。
新しいデザインと拡張性を備えた新機能
iPhone 8/Plusには、歴代のPhoneで最も耐久性に優れたガラスを採用しており、ガラスとアルミニウムの従来のデザインでありながら気品を感じさせる3色のカラーが本体を彩ります。
自撮りなどでインスタなどのSNSで活用されているカメラも、iPhone 8にはシングルカメラ、Plusにはポートレートライティング機能を持つデュアルカメラが搭載されており、プライベートでの楽しみ方を演出してくれます。
スマホ史上最高のチップである「A11 Bionicチップ」は、これらの機能を最大限に活かせるだけのパワーを持ち、最高品質の画質、ビデオ撮影を実現させてくれる最新技術が詰め込まれています。
iPhone7/Plusとはどこが変わった?
前述のようにマシンスペック、素材などが一新され、iPhoneの歴史を塗り替える高性能スマホであるiPhone8/Plusは全てが変わったと言える仕様です。バッテリーなどの一部従来のものと同性能のものもありますが、まず一番に挙げられるのは耐久性の高さでしょう。
丸みを帯びた変わらないシンプルなデザインながら、背面にコーティングされたガラスが弱点であった耐水性能を格段に向上させています。歴代最高を謳うガラスは防沫性能、耐水性能、防塵性能全てにおいて対応しており、より安全に自分のスマホを保護してくれます。
性能がクローズアップされがちですが、見た目のデザインや使用感が変わらない安心感をそのままに、耐久度の向上が最も進化したポイントと言えるでしょう。
スマホ会社の対応は?
iphone8/Plusの発表を受けて、各事業者も動きを見せました。まず、docomo、au、ソフトバンクはiPhone 8/Plusに加え、モバイルネットワークに対応させた腕時計の「Apple Watch Series 3」を2017年9月22日に販売することを決定しました。中でもソフトバンクからは、上記3つに加えて4K HDRのハイクオリティで映画やテレビ番組を楽しめる「Apple TV 4K」が販売されることになります。
さらにソフトバンクでは、販売と同時に最新のiPhoneが最大半額で購入できる「半額サポート for iPhone」のサービスを提供開始する予定です。対応しているスマホにはもちろんiPhone 8以降のiPhoneが含まれており、発売と同時に半額で手に入れることもできるAppleユーザーにとって嬉しいサービスです。
半額サポートを適用させるには、いくつかの条件をクリアする必要がありますが、利用すること自体は無料で有料オプションなどの条件は一切ありません。
「半額サポート for iPhone」概要
- 利用料:無料
- 対象機種:48カ月割賦で購入可能なiPhone 8以降のiPhone機種のみ(一部例外あり)
- 加入条件:
対象の機種を新スーパーボーナス用販売価格(48回分割)で購入すること
「データ定額サービス」または「パケット定額サービス」に加入すること - 特典適用条件:
対象機種を24カ月間利用し、25カ月目以降に当社が指定する機種へ機種変更すること
機種変更する際に「半額サポート for iPhone」または「機種変更先取りプログラム」に加入すること
機種変更する際にそれまで利用していた機種を当社が回収すること(当社が定める回収条件を満たすこと)
「半額サポート for iPhone」は、新スーパーボーナスを利用して最新のiPhoneを48カ月の分割払いで購入し、25カ月目以降に機種変更すると、その時点で残っている分割支払金の支払いが不要になるプログラムです。本プログラムを利用した場合にも月月割が適用されます。
発売日と同時にiPhone8/Plusを購入し、2年後に分割料金が残っていたら残りはソフトバンク側が保証してくれる訳ですから、2年後に発売されている新機種への機種変更も可能と言うことでもあります。
機種変更するかどうかは別においても、機種変更先取りプログラムへの加入には利用料300円と月前倒し手数料の2,000円が掛かってしまいます。それならば無料である半額サポートに加入しておいて、様子見をしておくと言った利用法もできる訳です。
最新型のiPhoneを常に持ち歩きたいと考える人にはもちろん、決してマイナスにはならないサービスと言えるでしょう。割引額は機種代金次第ですので、機種変更の際にはこちらも計算しておきましょう。
iPhone8以降に対応したサービスに期待
新製品発表イベントで発表された3機種は、今後のiPhoneの基準となるようなハイスペックな最新型スマホです。今後どのような形で展開されていくのか、ナンバリングで飛ばされた(?)iPhone 9の発表があるのかなど、しばらくの間は興味が尽きないところでしょう。
新型スマホを取り扱う代理店などでも発売後は、それに伴った新企画やキャンペーンなどの実施も予想され、スマホと連動したセット割などにも変化が起こるかもしれません。
まずは、2017年9月22日の発売日以降の動向に注目しましょう。