「スマホのワンキュッパ」と言うフレーズを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?ワイモバイルのCMで使われているこのフレーズは、ソフトバンクのネットとワイモバイルのセットで月額料金が毎月割引されるセット割引サービスです。今回はワイモバイルの光セット割について徹底解説します。
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光セット割とは?
2017年4月11日より提供を開始した、ソフトバンク光かソフトバンクAirとワイモバイルとのセットで、月額料金が最大で1,000円割引となるセット割引サービスです。以前は「光おトク割」という割引サービスが存在しましたが、光セット割の開始となる前日の10日に新規申し込み受付を終了しております。
ちなみに光セット割は2017年10月2日より「おうち割 光セット(A)」に名称を変更することが決定しています。名称変更後もサービスに変わりはありませんが、新しい割引サービスが展開されることも十分考えられます。
光セット割詳細
光セット割はソフトバンク光、もしくはソフトバンクAirとワイモバイルとのセットが適用条件の一つとなりますが、ただセットにするのではなく、ワイモバイルの対象の料金プランを利用する必要があります。
固定通信サービス | ワイモバイル | |
---|---|---|
料金プラン | 月額割引 | |
ソフトバンク光 ソフトバンクAir | スマホプランS | 500円 |
スマホプランM | 700円 | |
スマホプランL | 1,000円 | |
データプランL | 500円 | |
Pocket WiFiプラン2 | 500円 |
割引は「光セット割」への申し込み翌月からの適用となります。
ワイモバイルは一人で10回線まで光セット割を適用可能
ソフトバンクには家族で割引が適用される「おうち割 光セット」がありますが、ワイモバイルでは光セット割とは別に家族割とで分けられています。ワイモバイルの場合、おうち割と違い、契約者が申し込み時に2回線目以降の副回線を指定することで、ソフトバンクのネットであれば1回線で一人で10回線まで適用させることも可能です。2回線目以降は料金プランに対応した月額割引が適用されます。
光セット割の注意点
光セット割の条件はネットとスマホのセットが条件の一つですが、料金プランの中には適用対象外のものも含まれています。前述の料金表のPocket WiFiプラン2は、「さんねん」、「バリューセット」、「バリューセットライト」、「ベーシック」の4種類の契約種別がありますが、このうちのベーシックは「おトク割」と「長期利用割引」の対象外となる契約種別です。つまり、ワイモバイルでPocket WiFiプラン2のベーシックを契約している場合は光セット割の適用外の料金プランとなります。
また、申し込んでも光セット割と併用できないサービスもあり、そういった場合は光セット割が優先的に適用されてしまいます。
光セット割を適用できない料金プランと割引サービス
- Pocket WiFiプラン2 ベーシック
- 光セット割のみの適用になる割引サービス(申し込みだけは可能)
・家族割引
・Wi-Fiセット割
・タブレット割引(スタートキャンペーン向け)
・光おトク割(受付終了)
なんでソフトバンクとのセット割引が可能なのか?
一言で言えばワイモバイルがソフトバンクグループの企業だからです。携帯電話サービスのイー・アクセスがPHSサーボ巣を吸収合併した後にワイモバイル株式会社に称号を変更し、「Y!mobile」というブランドが誕生しました。その後、ワイモバイル株式会社をソフトバンクモバイルが吸収し、Y!mobileの名前とサービスはソフトバンクが引き継ぎ、現在に至っている形となっています。
旧親会社であるワイモバイルが消滅したのちもソフトバンクモバイル改めソフトバンクが運営を引き継いで存続しているのが、現在のワイモバイルなのです。そのため、ソフトバンクの自社ブランドであるソフトバンク光とソフトバンクAirとのセット割引が実現しているのです。
本当に光セット割はお得なのか?
スマホとセットでお得、というのがセット割引の決まり文句ですが、本当にお得なのか疑問に思った人は少なくないはずです。そもそもワイモバイルは格安スマホ料金としても有名で、ネット契約を含めたらそれほど安くならないのではないか?と考える人もいることでしょう。
また、ソフトバンク光にはソフトバンクスマホとのセットのおうち割があり、そちらでは2年間で最大2,000円の割引が適用されています。光セット割は最大でも1,000円という割引額を考えたら、ソフトバンクスマホのおうち割の方が得な気がしてくるはずです。
しかし、ワイモバイルはそもそもの月額利用料が一般的なスマホに比べて格安でもあり、さらに現在は新規でワイモバイルに対象の料金プランに申し込むと12ヶ月間基本使用料が1,000円割引される「ワンキュッパ割」が実施されています。
以上の点を踏まえ、ソフトバンクスマホと比較してみましょう。
ソフトバンクスマホとの料金比較
ワンキュッパ割の条件と対象料金プラン
- 新規・MNP申し込み
- 契約変更または機種変更で以下の料金プランに申し込む
・PHSの全料金プラン
・スマホプランS/M/L(タイプ2)
・スマホベーシックプランS/M/L(タイプ2)
・4G-Sプラン
・4G-Sベーシックプラン
・LTE電話プラン
・スマートプラン
・スマートプランライト
・ケータイプラン
・ケータイ定額プラン
・データプラン
・ギガデータプラン
月額利用料
ソフトバンクスマホ | ||
契約プラン | スマ放題 | スマ放題ライト |
データ定額 5GB | 5,000円/月 | 5,000円/月 |
データ定額 20GB | 6,000円/月 | 6,000円/月 |
データ定額 30GB | 8,000円/月 | 8,000円/月 |
データ定額 50GB | 7,000円/月 | 7,000円/月 |
データ定額ミニ1GB | 2,900円/月 | 2,900円/月 |
データ定額ミニ2GB | 3,500円/月 | 3,500円/月 |
ワイモバイル(3年契約時の場合、契約期間ナシの場合は+3,500円) | |
---|---|
スマホプランS | 2,980円/月 |
スマホプランM | 3,980円/月 |
スマホプランL | 5,980円/月 |
データプランS | 1,980円/月 |
データプランL | 3,696円/月 |
比較を見てわかる通り、ソフトバンクスマホは料金プランとデータ定額サービスの組み合わせだけで、ワイモバイルよりも月額基本料金がはるかに高いということが確認できます。詳細を見るまでもなく、ワイモバイルのが格安と言われる理由がわかることでしょう。
割引金額
ソフトバンクスマホ | ||
契約プラン | 2年間 | 3年目以降 |
データ定額 50GB | 1,080円 | 1,080円 |
データ定額 30GB | 2,000円 | 1,008円 |
データ定額 20GB | 1,522円 | 1,008円 |
データ定額 5GB | 1,522円 | 1,008円 |
4G/LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット | 1,522円 | 1,008円 |
ホワイトプラン パケットし放題フラット パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for スマートフォン パケットし放題MAX for スマートフォン パケットし放題フラット for 4G | 1,522円 | 500円 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ | 500円 | 500円 |
データ定額ミニ1GB/2GB | 500円 | 500円 |
データ定額(3Gケータイ) | 500円 | 500円 |
ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE | 500円 | 500円 |
ワイモバイル | |
---|---|
スマホプランS | 500円 |
スマホプランM | 700円 |
スマホプランL | 1000円 |
データプランL Pocket WiFiプラン2 | 500円 |
ソフトバンクスマホとワイモバイルでは割引金額に開きがありますが、元となる基本料金が高いソフトバンクスマホでは、ワイモバイルとは割引だけでは縮まらない差がこのようにあるのです。
期間限定でワイモバイルに申し込むとキャッシュバックがもらえる
2017年9月15日から10月10日と10月27日から11月20日の2度の期間に渡り、ソフトバンク光、もしくはソフトバンクAirを申し込むと20,000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを実施しています。キャッシュバックの条件にはもう一つあり、ソフトバンクのおうち割 光セットかワイモバイルの光セット割のいずれかへの申し込みが必要となります。
ソフトバンク光では同時に新規申し込みキャンペーンも行っており、他社の光回線を利用中に限り、回線工事費相当の24,000分のJCB商品券か24ヶ月間月額料金から1,000円割引されるキャンペーンが実施されています。
20,000円キャッシュバックは期間の決まったキャンペーンですが、24,000円相当の乗り換えキャンペーンの方は今のところ期間未定で実施されています。どちらのキャンペーンも普通為替と商品券の郵送・もしくは月額からの割引となり、現金キャッシュバックというわけではありませんが、決して損のないキャンペーンです。
ワイモバイルでソフトバンクのネット申し込みがお得!
今回の記事ではワイモバイルの光セット割について紹介しましたが、今だけの期間内でソフトバンク光かソフトバンクAirに申し込めばキャッシュバックを受けられるキャンペーンを実施中です。キャンペーンの適用条件にあるおうち割か光セット割の加入ですが、スマホの乗り換えを検討している人はどちらを利用するか悩みどころと思われます。
ワイモバイルとソフトバンク、両方のセット割引を比較した場合、料金比較で考えればコスパはワイモバイルが圧倒的に高いです。そして、10月2日以降の光セット割の名称変更後の動向も気になるところでしょう。
スマホとネットのセット組み合わせでは、ワイモバイルとソフトバンク光かソフトバンクAirが今の期間中は最もお得な組み合わせと言えます。