一昔前のインターネットは、専門的な分野に携わるごく一部の人だけが扱える難しいイメージでした。WindowsやNTTのフレッツ回線が普及するにつれ、インターネットは一般家庭でも手軽に扱える存在となりました、ネット回線も様々な種類が増え、光コラボが主流となった現在のネット回線事情はどのように変わったのでしょうか?
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インターネットの歴史
これまで様々なネット回線が登場してきましたが、日本国内での最初のインターネットは1984年の電話回線を利用した「JUNET」が起源とされています。現在のインターネットの基本である、ネットに繋ぐためのプロバイダが橋渡しとなるISPサービスは1992年に開始されました。
一般的なインターネットの始まりであるダイヤルアップIP接続サービスは1994年に開始され、翌年の1995年にNTTの「テレホーダイ」が始まり、この年以降に一般家庭のインターネットが爆発的に普及されるきっかけとなりました。
この年以降は皆さんもご存知のように様々なインターネットコンテンツが誕生し、ISDN、ADSL、光回線とネット回線も進歩していきました。その間、携帯などのモバイル技術も進歩していき、ネット接続の形態も多種多様化していくのでした。
現在の主流は光コラボなどの光回線
2003年に登場した家庭用光回線から10年以上経った現在、光コラボやauひかり、NURO光など光回線の種類も多種多様になりました。ケーブル回線を使ったCATVなどもあり、ネット回線は以前のようなNTTの独占事業と言うことも無くなりました。
通信速度も1Gbpsが基本的な通信速度となり、高速通信化が進んでいます。さらにインターネットはモバイル化も進み、スマホやタブレット、ポケットWi-Fiなどの屋外でも気軽に接続できる日常必需品とまでも言われるようにまでなってきました。
そこで今現在、利用できるインターネットを一度振り返ってみましょう。
インターネットの種類
日本国内の家庭用インターネットの普及率は70%を超えると言われ、最早テレビや携帯などと言ったどこの家庭でも見かけられるような家電と同等の存在にまでネットですが、ネット回線の種類も多様化しています。基本的には有線接続であるネットもモバイル端末の普及と共に、ネット利用者層の低年齢化も進んでいます。
現在稼働中のインターネット回線について、軽く触れてみましょう。
ISDN
恐らく最初のインターネットとなった人も多いと思われる日本国内最初のインターネット回線です。ISDNは電話回線を使用したネット回線で、ダイヤルアップ接続でネットに繋げることが出来ます。通信速度は最大64kbpsと今から考えればとても快適なネット環境と言えるような通信速度ではありませんが、当時は動画配信サービスなども充実しておらず、十分に楽しめる通信速度でした。
接続中は電話代がかかった
電話回線使って接続するため、ネット接続中は電話代もかかると言うデメリットがあったのがISDNの特徴です。そのため、家庭用インターネットとして普及しつつあった時代はネットサーフィンで発生した高額な電話代が問題視されることも多かったものです。後に指定の接続時間中は接続料無料の「テレホーダイ」が導入され、これによってネットユーザーが増えたとされています。長時間接続が主になるMMOなどのオンラインゲームのプレーヤー層が増えるきっかけとなったサービスでもあります。
電話回線を2回線所有
ISDNは電話回線を2回線持っているため、「ネットに繋げて電話が使える」「ネットを繋げてFAXが送れる」「電話とFAXが使える」と言った特徴を売りの一つとしていました。今では当たり前のことでも、当時としては画期的な仕様でした。2回線あることで電話番号を2つ持ち、さらに追加するなども出来たために様々な用途でISDNは利用されることも多いものでした。
電話がかかってくるとネットが切断した
電話回線を利用したインターネットであったため、信号の読み取りが弱いと接続中に電話がかかってくるとネットが切断されるといった問題もたびたびあったのがISDNです。電話回線を利用していることの問題でしたが、当時はまだ対処するだけの技術がそこまで至っていなかったと言う時代背景も関係しています。
ADSL
1999年にサービスが開始された電話回線を利用したISDNの上位と言うべきインターネットです。1Mを超える通信速度で最大通信速度は様々な種類があり、現在は最大100Mbpsと高速通信化の先駆けとして注目を集めました。ISDNからの切り替えが進み、恐らくは最も普及されたインターネットと言えるでしょう。
高速通信化による動画や音楽の利用に最適化
ADSLの登場で最も進歩したのが動画などのインターネットコンテンツです。ISDNでは支えきれない膨大なデータ通信を通信速度の高速化によってより快適な利用が実現されていきました。
月額利用料がとにかく安い
インターネットの普及に伴い、ネットの利用料は低価格化が進みましたが、ADSLはさらに安く利用できることもメリットの一つです。サイトを覗いたりネットショッピングやメールのみのライトユーザーなどには、光回線程の高速通信を必要しないため、現在も利用者がいる理由の一つにもなっていると思われます。
電話回線なりのデメリットもある
ISDN同様に電話回線を利用しているため、やはり電話がかかってくると切断されると言うデメリットもしばしば聞かれます。基地局から遠いほど通信速度が遅くなったりすると言った現象もあり、進歩したとはいってもまだまだ欠点が残されたネット回線でもあります。
CATV
ケーブルテレビの回線を利用した接続サービスが2001年から始まりました。当時は最大30Mbpsと業界でもトップクラスの通信速度で脚光を浴びました。CATVのケーブル回線を利用しているため、CATVのBSなどの衛星放送や電話サービスが使えるなど、それまでのネットとは異色の回線となりました。現在の光回線の動画視聴コンテンツや電話サービスなどの先駆けともいえるネット回線でしょう。
現在はauひかりの回線を利用した最大1Gbpsの光回線並みの速さを利用することもできますが、提供エリアが狭いなどの問題もあり、メガビット通信がいまだ主流のネット回線とも言えます。
LTE通信
無線LAN技術は既に1990年代には登場していましたが、ネット回線としての利用は2000年代に入るまでほぼありませんでした。ブロードバンド化が進む21世紀に入ってから普及したもので、無線回線によるLTEやWi-Fiはまだ歴史の浅い存在です。
よく携帯の機種で〇世代と言われていますが、LTE通信は1Gのアナログ時代から始まった無線回線です。2004年から始まったとされ、LTEは第3、第4世代の中間に位置する3.9Gや4Gとも呼ばれる通信規格です。
無線回線ではブロードバンド並の通信速度
LTEの回線は理論上では最大100Mbps以上出ると言われており、屋外でも家庭内のインターネット回線並みの通信速度を実現できる無線回線です。外出先でも動画や音楽をスムーズに楽しめることでも、スマホの普及率を上げるきっかけとなった回線です。
当然のことながら、無線故に電波の入らない所では利用できなかったり電波干渉によって通信が不安定になると言った弱点を持ちます。また、データ通信できる容量が月で決まっており、限度を超すと通信制限が掛かってしまって速度を制限されると言ったデメリットもあります。
Wi-Fi通信
20世紀の終わり頃にアップル社のスティーブ・ジョブズ氏が発表した通信技術です。厳密に言えばWi-Fiとは無線通信の規格名にあたり、既存のインターネット回線の無線の電波を受信してネットに接続する技術を指します。Wi-Fiに対応する機器と連動し、無線でつなぐことが出来ると言った有線にはないメリットがあるのが特徴です。
Wi-Fiの通信形式にはLTEとWi-Fiの2種類があり、契約しているプランによっては電波の届かない所ではWi-FiとLTEを切り替えて受信することが可能なのもWi-Fi回線サービスの強みでもあります。より、モバイルを使いこなすならWi-Fiはとても快適なネットツールと言えるでしょう。
Wi-Fiならデータ通信無制限
有線のインターネット回線を利用しているWi-FiにはLTEのようなデータ通信制限がないことが最大のメリットです。光回線を用意していれば家庭内のどこでも高速通信を楽しめると言うのがWi-Fiの利便性の強みと言えるでしょう。
様々なWi-Fiルーター
無線LAN通信の規格であるWi-Fiには様々な種類があり、Pocket Wi-FiやWiMAXといったサービスも開始されています。これらの名前は回線の名前ではなく、ネット接続に必要なWi-Fiルーターの機種名であって、これだけではネットに繋げることが出来ません。Wi-Fiでネットに繋ぐには既存のインターネット回線の電波を受信する必要がありますが、機種によって出せる最大速度が変わってきます。
WiMAX 2+は最大速度440Mbpsとモバイル通信の中でも群を抜く通信速度を実現しています。しかし、2017年現時点での提供エリアはごく限られており、最高速度を出せる環境が整備されていないと言う欠点があります。
しかし、WiMAX 2+は最大708Mbpsまで速度を引き上げることを発表しており、今後も展開が拡大されていくことも予想できます。将来的には光回線クラスの通信速度は夢ではないかもしれません。
現時点ではどのインターネットがおすすめ?
現在まで稼働されている新旧インターネットを紹介してきましたが、既に時代は光回線などのブロードバンド化が進んでおり、ISDNやADSLと言った電話回線を利用したネット回線はサービス終了を順次告知されています。ネットの世界では光回線に準じた環境が推奨されており、速度面だけで見れば光回線が一番おすすめと言うことになります。
実際にはどのインターネットが快適なのかを簡単に比較してみましょう。
光回線 | CATV | Pocket Wi-Fi | WiMAX 2+ |
1Gbps~10Gbps | 1Mbps~1Gbps | 最大375Mbps | 最大708Mbps |
ISDNとADSLは流石に比較対象とならないことから外しましたが、速度だけなら光回線が一番と言えます。CATVは初回の工事費用がインターネット回線よりも安く抑えられると言うメリットもありますが、やはり速度で劣って月額費用も決して安くないと言えるデメリットが際立ちます。1Gbpsコースは関西では利用できず、売りであった映像視聴コンテンツも光回線でも同じサービスが受けられるとなってしまえばアドバンテージも失われた様子がうかがえます。
Wi-Fiの2種はあれば便利だとは思いますが、通信速度や提供エリア、電波干渉などの安定性の面から言えば、有線回線の光回線には及ぶはずがありません。これらモバイル端末は有線にはできないことができると言うカテゴリで分け、別物として扱うべきでしょう。
光回線は光コラボがおすすめ
現在主流となっている光回線は、2015年から開始された光コラボによってさらに展開が拡大されました。安くなった月額基本料金にBS・CSやVODなどの動画視聴コンテンツも豊富になり、一般的なネットを楽しむには何の不自由もしない回線です。光コラボならNTTのフレッツと同じ品質で安定した回線なので、自宅でのWi-Fiも快適に楽しめることでしょう。
ソフトバンク光ならキャンペーンも充実!
光コラボはどれも充実したコンテンツが用意され、これまで選んでいたプロバイダで選んでも問題はありません。特にプロバイダにこだわりがなければ、ソフトバンク光をおすすめの光回線として紹介します。
他社回線からの乗り換えで発生した違約金を10万円まで負担するキャンペーンも実施されており。新規だけでなく他社からの乗り換えも安心して申し込めるのが特徴です。もちろん映像コンテンツや各種のYahoo!サービス、ソフトバンクスマホやワイモバイルとのセット割引を実施しており、ソフトバンクユーザーなら何の問題も無く利用できます。
開通前レンタルでPocket Wi-Fiが無料貸し出し
ソフトバンク光では工事期間中のネットに接続できない期間でも無料でPocket Wi-Fiがレンタルされる開通前レンタルサービスを行っています。工事決定から開通までの間はPocket Wi-Fiで、開通後はソフトバンク光でスムーズにネットが楽しめます。
また、ソフトバンク光でレンタルされている光BBユニットにはWi-Fi機能も搭載されているので、Pocket Wi-Fiをレンタル期間中に気に入ったら別に購入して家庭で光回線とWi-Fiを楽しんでみるのもおすすめです。
代理店から申し込めばほぼ無料でPocket Wi-Fiが買える!?
ソフトバンク光には代理店も数多く存在し、その中の株式会社NEXTや株式会社アウンカンパニーでは新規申し込みで2万円以上のキャッシュバックが用意されています。条件は申し込みのみでキャッシュバック申請手続きも無し、最速1ヶ月で現金が振り込まれるなどお得な申し込み窓口です。
額は落ちますが、フレッツ光からの転用申し込みでもキャッシュバックが受け取れ、しかも公式のキャンペーンも適用できるからさらにお得です。他社からの乗り換えなら最大10万円キャッシュバックに新規キャッシュバックと最大で12万円以上が受け取れる可能性のある申し込み窓口です。
光回線を申し込むのならソフトバンク光、それも上記代理店からの手続きが断然お得です。