一般家庭にも普及したインターネットの現在の主流は光回線です。2015年の光コラボの開始以降、ほぼNTTの独占状態だったネット市場もだいぶ変わり、今やネットを自由に選べる環境となりました。そこで今回、光コラボの中でも人気の高いソフトバンク光の総合情報をまとめてみました。初心者の方でもこの記事を読めば、ソフトバンク光の魅力を理解してもらえるでしょう。
Contents
光コラボの特徴
これからネットを始める人は光コラボから選ばれると思いますが、光コラボの数も500を超えるほどの事業者が参入しています。まずはどこが良いか各自調べているとは思いますが、その前に光コラボがどのようなものかに触れてみましょう。なぜ光コラボが選ばれるのか、その理由は様々なメリットに隠されています。
ネットとプロバイダの一本化
光コラボの最大の特徴と言えるのが、回線とプロバイダを別々にしていた契約が一つにまとまったことです。これまでフレッツ光を利用していた人は、送られてくる請求書がNTTとプロバイダで別送付だったことを覚えていることでしょう。光コラボは各事業者がフレッツ光を買い受けて運営している光回線なので、光回線(フレッツ光)と契約が一本化されることになりました。
これによって契約手続きの簡略化、費用の削減などが可能となり、フレッツ光と別々に契約するよりも便利でお得なのです。例えば、フレッツ光とOCNを契約するよりもOCN光で契約した方が月々の費用も安くなりますし、各種手続きなどもだいぶ楽になります。後述する転用や光コラボにしかないサービスを利用できるのも光コラボの利点なのです。
フレッツ光だから高品質・高速通信
元はフレッツ光の光回線であるわけですから、回線の品質も当然据え置きです。下り最大1Gbpsの高速通信に安定した品質と流石は光回線の老舗と言えます。光コラボのネット回線は理論上は全て同じ条件ですので、簡単に言えばどれを選んでも同じになります。通信速度や品質が同じであれば、あとは自分の好きなプロバイダが運用している光コラボを選べば良いだけですよね?
ただし、フレッツ光はベストエフォートサービス型のネット回線ですので、理論上の速度が出るとは限りません。時間帯やネット環境、収容局舎までの距離など様々な要因が重なって光コラボごとに速度に差が出てしまうことも考えられます。集合住宅だと特にユーザーが集中している光回線への負荷は多くなるため、人気ゆえのデメリットと言える部分もあるのです。
転用で工事費無料
フレッツ光から光コラボへの乗り換えを検討している人は、転用という手続きをすることになります。通常、インターネット回線の新規利用には初期費用と高額な工事費が必要となり、一度契約すると光回線の乗り換えはためらわれる状況になるかと思われます。しかし、フレッツ光を利用している光コラボは転用であれば工事費用は原則無料です。
元の光回線をそのまま流用するのが転用ですから、フレッツ光を利用していた住居であれば工事をする必要がありません。だから工事費用は支払わなくて済むと言うわけです。
転用なら分割金持ち越しで違約金も免除!
フレッツ光の工事費用を分割払いしている場合、解約の場合は残額を一括請求されてしまうところですが、転用に関しては残額も一緒に転用先に持ち越せます。また、プロバイダがYahoo!BBを利用している場合、プロバイダとの契約期間にかかわらず解除料金も免除となり、後述する理由でそのまま利用することが出来ます。
転用承諾番号をNTTから発行してもらう
ただし、転用には乗り換え手続きだけではなく、NTTに転用承諾番号を発行してもらう手続きが必要です。転用承諾番号とは、NTTに登録してある証明用に割り振られたID番号にあたるものです。番号をフレッツ光から光コラボに譲渡する際に必要となるので、こちらの手続きを済まさない限りは転用はできません。
また、フレッツ光から光コラボの乗り換えは簡単ですが、光コラボから光コラボへの乗り換えには解約、新規契約の手続きが必要となります。他社の光コラボには転用承諾番号を流用することが不可能なので、他社に乗り換える際には新規工事費用や違約金などが発生してしまうこともあるので十分考えてから転用を行いましょう。
👉フレッツ光と光コラボの違いについて詳しく知りたい方はこちら
ソフトバンク光の魅力
光コラボはこれまでのネットのデメリット部分を大きく改善し、ユーザーにとって有利でしかならない要素を数多く用意しています。ただ選ぶだけでも損の少ない光コラボですが、どうせならもっとお得で魅力的な光コラボを利用してしまいましょう。数ある光コラボの中から、今回はソフトバンク光を紹介しましょう。
プロバイダはYahooBB!
ソフトバンクスマホのイメージが強い人にはインターネット事業にソフトバンクが参入していたことを初めて知った人もいるかもしれませんが、ソフトバンク光は光コラボ開始当時から参入している光コラボの古参と言うべきネットです。
OCNやニフティなどのプロバイダと違って初めてソフトバンクが企業名を冠する光回線ということで「大丈夫なのかな?」と危惧する人もいるかもしれませんが、ソフトバンク光のプロバイダはYahoo!BBです。
インターネット市場で世界的に有名で、人気プロバイダでもあるYahoo!BBを光コラボで利用できると言えば見る目も変わってくるのではないでしょうか?これまでフレッツ光でYahoo!BBを利用していた人は、ソフトバンク光に転用することでそのまま変わらない、それ以上のサービスを利用することも可能です。
Yahoo!BB基本サービスは初月無料
有料のYahoo!基本サービスはソフトバンク光に契約していなくても利用できるサービスですが、ソフトバンク光で利用する場合は初月のオプション料金が無料になります。サービス内容は全く変わりはありませんが、どういうものか触れてみたいと言う人の体験版として利用することができます。2ヶ月目以降はオプション料金が発生しますので、継続する必要が無ければ次月前にいつでも解約することが可能です。
ソフトバンク光ではメールサービスはこちらのYahoo!BB基本サービスしかありません。有料以外では無料のyahoo.co.jpのフリーメールを取得しておくと良いでしょう。
ネットの費用が安い
契約事務手数料・工事費
料金 | ||
契約事務手数料 | 3,000円 | |
工事費 | 屋内工事あり | 24,000円 |
屋内工事なし | 9,600円 | |
派遣工事なし | 2,000円 | |
工事なし (転用の場合) | ― |
月額料金
月額料金 | |
ホームタイプ | 5,200円 (単年契約だと6,300円) |
ファミリー・ライト | 3,900円~5,600円 (単年契約だと5,500円~7,200円) |
マンションタイプ | 3,800円 (単年契約だと4,900円) |
光コラボは従来に比べて費用がお得なネット回線ですが、ソフトバンク光はその中でも費用が安いことでも知られています。まず、新規契約時の初期費用ですが、手数料に加えて工事費用が請求されます。工事費用は戸建てとマンションどちらも同じ金額で統一されており、これはネット回線の中では比較的少数の料金形態です。
マンションタイプの人にとって他社の回線より高く感じられることもありますが、ソフトバンク光では既にフレッツ光の光配線が設置してある住居に対しての工事費用は格安で行われています。これは引っ越し時でも同様に、既に備わっている光回線設備を利用していることでこのような処置が取られています。
他社でも同様の措置が取られているところもありますが、派遣工事なしの場合でも費用を取るところが多いことを考えると大きなメリットと言えるでしょう。高額な工事費用は分割払いも適用できて24回、36回、48回、60回の回数から選べます。
契約年数は2年自動更新が基本になりますが、契約年数の縛りが無い単年契約も選べます。ホームタイプは単年、2年に従量課金制のファミリー・ライトがあり、月額750円の「ソフトバンク光テレビ」との契約を条件に5年契約まで用意されています。5年契約の場合、ネットの月額料金は4,700円です。
長期利用に対しての割引と言ったものが一切ないソフトバンク光ですが、元の基本料金が他社と比べると安く設定されており、大したデメリットではないことも特徴です。他社の光コラボとの比較記事もありますので、参考までに目を通してもらえれば解るかと思います。
ソフトバンクとワイモバイルのスマホ割引「おうち割 光セット」
ネットとスマホのセットで適用されるセット割引も光コラボの特徴の一つです。自社のスマホキャリアを所有するソフトバンクにも用意されており、さらにはプロバイダのYahoo!BB(のグループ会社)が運営するワイモバイルにまで対応しています。
ソフトバンクのスマホの割引額
料金プラン | 割引額 |
データ定額 50GBプラス/ミニモンスター | 1,000円 |
データ定額 50GB/20GB/5GB | 1,000円 |
データ定額(おてがるプラン専用) データ定額ミニ 2GB/1GB データ定額(3Gケータイ) | 500円 |
パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for 4G パケットし放題フラット for スマートフォン パケットし放題MAX for スマートフォン 4G/LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット+ | 1,000円 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ (iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G | 500円 |
ワイモバイルのスマホも割引「おうち割 光セット(A)」
ワイモバイルのスマホの割引額
対象プラン | 割引額 |
スマホプランS | 500円 |
スマホプランM | 700円 |
スマホプランL | 1,000円 |
データプランL Pocket Wi-Fiプラン2(ベーシックは除く) | 500円 |
おうちでんき
おうちでんきの割引額
対象サービス | 対象プラン | 月額割引額 |
おうち割 でんきセット(M) おうち割 でんきセット(A) | スマホプランS | 1回線ごとに100円 25ヶ月目以降は50円 電気代1%割引 |
スマホプランM | ||
スマホプランL | ||
データプランL Pocket Wi-Fiプラン2(ベーシックは除く) |
ソフトバンク光のセット割はおうち割 光セットというサービスが用意されており(ワイモバイルはおうち割 光セット(A))、主要回線と家族の回線を含めた最大10回線まで割引を適用することが可能です。ソフトバンクは3年目以降は割引額が下がりますが、ワイモバイルでは永年最大1,000円割引が適用されます。
スマホ以外にも電力サービスのおうちでんき、ソフトバンクでんきなどがあり、電力契約をすることで電気代などの割引も適用されます。ソフトバンク光が運営するソフトバンクでんきは後述のおうちでんきに加え、東京電力エリアでも利用が可能です。
おうち割 でんきセットとは、ソフトバンクが行っている電気小売りサービスの電力料金プランです。おうちでんきは提供エリアが決まっており、東北、中部、関西、中国、四国の6つで提供されています。関東エリアや北海道エリアなど一部対応していないところもあり、利用できるエリアは5つのエリアのみとなります。
ソフトバンクやワイモバイルユーザーにとって、利用しているだけでお得になる割引セットというのは実にありがたいものです。
ソフトバンクとNTTの2回線使える電話サービス
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光回線には電話やテレビサービスがオプションとして用意されていますが、NTTとソフトバンクの自社回線を2つ選べるのもソフトバンク光独自のネットサービスです。電話サービスを利用する時には自社回線のホワイト光電話、BBフォン、もしくはNTTの光電話(N)を選ぶことになりますが、自分の好きな方を選択することが出来ます。
既にNTT電話回線を持っている人はそのまま光電話(N)を選べば電話番号を変更することなく利用することができ、ソフトバンクの電話を利用する機会が多い方にはホワイト光電話かBBフォンでソフトバンク同士の通話料を抑えることが可能です。
BBフォンは月々の基本料金が発生しないサービスで、ソフトバンク同士であれば無料通話も可能です。固定電話を持っていたい人にとっては利用しておくのがおすすめです。
豊富な映像コンテンツ
ソフトバンク光では映像コンテンツも充実しており、衛星放送からVODまで多種多様なコンテンツが利用できます。
- ソフトバンク光テレビ
- スカパー!
- ひかりTV
- Netflix
- 愛媛CATV&SoftBank 光
- スポナビライブ
オプションサービスとして用意されているものが上記になり、地上、衛星、モバイルとあらゆるコンテンツ全てを網羅している充実のラインナップです。ネットだけでなく、エンタメで楽しみたいと言う人には十分満足できるサービスが提供されています。
Wi-Fi標準装備の専用ルーター
ソフトバンク光にはNTTの提供するルーター以外にもIPv6対応の無線ルーター「光BBユニット」のオプションサービスが用意されています。ソフトバンク光の最大スペックには光BBユニットの使用が推奨されており、より快適にネットを楽しむのであれば必須のオプションです。
光BBユニットにはWi-Fiが標準されており、新たに専用のルーターを購入、またはレンタルする必要がないと言うのもポイントです。Wi-Fiを利用するにはWi-Fiマルチパックが必要となります。月々の費用もかさんでしまう恐れもありますが、上で触れたおうち割セットが適用されれば必要なオプションセットが月々500円で利用できます。
既におうち割を適用されている方は問題ありませんし、おうち割の適用には光BBユニット、Wi-Fiマルチパック、3種いずれかの電話サービスが条件となっています。他のキャリアの方には難しいことかもしれませんが、ソフトバンクのオンラインショップではMNPによる機種変キャンペーンも行っておりますので、検討する機会には良いかも知れません。
新規乗り換えキャンペーンでさらにお得!
ソフトバンク光に興味を持った方が乗り換えを検討するとします。その場合に問題になってくるのは各種の違約金ですが、それらも全部ソフトバンクが負担してくれるキャンペーンも行っています。
他社回線からのあんしん乗り換えキャンペーン
まず、auひかりやNURO光などのフレッツ光回線とは別の回線を利用していた人に限り、最大10万円まで普通為替で負担してくれます。負担金額は違約金の金額ごとに設定されており、端数が出た場合でも設定金額に達していれば余計に多くもらえると言うキャンペーンです。モバイル端末の場合だと42,000円が上限額となってしまいますが、よほどのことが無い限りはほぼ確実にプラスになるキャンペーンです。
最大24,000円キャッシュバック
違約金とは別にもう一つキャッシュバックが用意されており、こちらは24ヶ月間の月額基本料金1,000円割引か普通為替かを選べる24,000円キャッシュバックです。以前にもあったキャンペーンですが、2017年11月21日より商品券から為替に変わったことも大きな変更点です。
新規申し込みで好きなものを買えるキャッシュバックと違約金負担と言うWでお得なキャンペーンが終了期間未定で行われているのもポイントです。
開通前の空白期間はソフトバンクAirが無料貸し出し
工事期間中は開通までの間ネットが使えないものですが、なんとソフトバンク光では開通工事期間中はソフトバンクAirが無料レンタルされる基本サービスが用意されています。
レンタルされるのは下り最大261MbpsのAirターミナル2となり、提供エリア外の場合は例外としてPocket Wi-Fiが代わりに郵送されます。開通工事でネットが触れない時期を作らないと言うのもソフトバンク光独自のアフターケアなのです。
ソフトバンク光は代理店のキャッシュバックがお得
ネットの申し込みは公式以外にも代理店からでも行えます。代理店からの申し込みだけで高額な現金キャッシュバックがもらえるというのが最大のポイントです。
数ある代理店の中でもソフトバンク光を扱っている申し込み窓口は特にキャッシュバックが多いことでも知られており、しかも転用でもキャッシュバックがもらえるのがミソなのです。通常申し込みは新規のみキャッシュバック対応と言うパターンが多いのですが、代理店NEXTやアウンカンパニーと言った正規代理店では新規・転用に対応してしかも手続きが簡単というのがおすすめポイントです。
代理店からなら公式のキャンペーンも適用されるため、新規申し込みであれば前述の公式キャンペーン24,000円に加えてNEXTなら33,000円がさらに加わると言った具合なのです。もちろん他社からの乗り換えなら最大10万円キャッシュバックも適用され、手続きは公式並に簡単というお手軽な申し込み窓口です。
高額過ぎてかえって怪しく思われる方も多いでしょうが、前述の2社はソフトバンク本社から表彰実績を持っているため、本社公認の安心できる申し込み窓口でもあるのです。ソフトバンク光に申し込むのであれば代理店を利用するのが絶対にお得です。
ソフトバンク光おすすめ代理店ランキング
第1位 株式会社NEXT
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記録更新! オプション加入不要! |
第2位 株式会社アウンカンパニー
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SoftBank光 オプション加入不要! |
光回線でも屈指のサービス「ソフトバンク光」
ざっとソフトバンク光の代表的なサービスをまとめてきましたが、大雑把に見ても損となる要素がかなり少ない光回線と言えるでしょう。唯一欠点と言うべきなのが光BBユニットのオプション周りですが、これはある程度仕方のない部分だと思われます。ソフトバンクユーザーではない限り、デメリットとして挙げられるポイントです。
しかし、それを踏まえてもキャンペーンや費用などの面においてもソフトバンク光は光回線の中でも上位に来るサービスと言う感想が持たれます。HPの説明を見てもシンプルな料金プランや解説など、分かりやすいと言うのは初心者がとっつきやすいポイントです。
各種のサービスやオプションに手を出すとなると、ある程度複雑な料金形態やルールは出てきますが、そこはある程度は理解しておく必要があります。今回紹介したソフトバンク光の説明は公式でも明言されているものを改めて簡単に説明したものです。
これから光コラボを選ぶ人には、明快で分かりやすくサービス内容も充実しているソフトバンク光をおすすめします。