月々の支払いが高額になりやすいスマホ業界において、早くから格安スマホを提供していたワイモバイル。定額プランと合わせれば毎月の支払いが1万円に迫ることも珍しくないスマホで半額以下の月額料金に抑えられる安さが魅力です。なぜこれほどに安いのか?そもそもワイモバイルとは何なのかを今回徹底紹介します。
Contents
ソフトバンクのスマホブランド「ワイモバイル」
※ワイモバイル公式HPより引用
ワイモバイルはソフトバンクが提供するスマホのブランドです。ソフトバンクには自社のスマホキャリアとしてソフトバンクスマホが他にあり、同一企業で2つ以上のキャリアを持っていることはとても珍しいことなのです。日本国内のキャリアはドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルと言うことを考えれば、国内のキャリアの半分を占めていることになります。
ワイモバイルはかつての企業名の名残
そもそもワイモバイルとは、かつて存在したイーモバイルとウィルコムが統合して改名したワイモバイル株式会社と言う社名に由来します。そしてイーモバイルはYahoo!の子会社であったことからワイモバイルのワイとはYahoo!の頭文字Y(ワイ)に由来しています。(Y!mobile)
2014年7月1日から展開されたワイモバイルは後にソフトバンクに吸収され、企業としてのワイモバイルは消滅しました。しかし、ブランドとしてワイモバイルの名は残り、現在も続いているのがワイモバイルスマホなのです。
株主であるソフトバンクが自社のソフトバンクスマホを運用し、子会社のワイモバイルがブランドとして継続していることが、ソフトバンクが2つのスマホキャリアを持っている理由なのです。
ワイモバイルの料金プラン
格安と謳うワイモバイルは「ニャンキュッパ(2,980円)」と言うキャッチフレーズでおなじみの月額基本料金の安さが売りです。この金額は一般的なスマホの料金の半額に近い料金で提供されていることになりますが、実際のワイモバイルの料金プランを見てみましょう。
iPhone/スマートフォン
料金プラン | スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL |
契約期間 | 2年間/単年 | ||
契約解除料 | 9,500円 | ||
パケット定額 | 1GB | 3GB | 7GB |
基本料金 | 3,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
スマホプラン割引適用時 長期利用割引適用時 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
ワンキュッパ割(1年間) | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
スマホベーシックプラン | 5,480円 | 6,480円 | 8,480円 |
データ容量2倍オプション | 500円 | ||
快適モード | 1回500円 | ||
通話無料サービス | 1回につき国内10分間無料 (10分以上は30秒につき20円) | ||
スーパー誰とでも定額 | 1,000円 | ||
シェアプラン | 980円 | 480円 | 無料 |
シェアプラン500MB追加 | 500円 |
ワイモバイルの基本料金はいくつかのプランがあり、割引キャンペーンも2年以内と3年以上の利用を対象とした2つの割引が用意されています。2年以内のスマホプランの割引適用で加入月より25ヶ月間1,000円割引となります。長期利用ならば期間終了後も上記料金が適用され続けます。
ソフトバンクからのMNPを利用した人を対象にした「スマホプラン割引 期間限定キャンペーン」も用意されており、期間中の2017年3月1日~2018年5月31日の期間に契約を申し込めば25ヶ月間同条件になります。こちらは26ヶ月目以降は基本料金になります。
スマホプランの契約解除料金は基本は2年間となり、2年間と言う契約期間を見越しての各種割引が用意されている代わりに契約期間の解除には解除料金として9,500円が発生します。単年契約のスマホベーシックプランS/M/Lも用意されており、契約期間を設けない代わりに基本料金より1,500円が上乗せされます。
容量を分け与えられるシェアプラン
格安スマホのワイモバイルはデータ通信容量を他の端末に分け与えるチェアプランも用意されており、最大3枚のUSIMカードが使えて他社SIMフリー端末を子機としても利用できます。シェアプランは500MBごとに500円の容量追加も可能で最大3台までのシェアが可能です。
ワイモバイルのお得な4つのコミコミ
ワイモバイルには料金プランに加えて基本サービスが4つのコミコミがあり、利用するほどお得になるサービスが用意されています。CMでもおなじみのキャッチフレーズですが、改めてどういうものかを紹介しましょう。
4つのコミコミ
- パケット定額サービス
- だれとでも10分かけ放題!
- Yahoo!プレミアム for Y!mobile
- パケットマイレージ
一部は初期登録が必要なサービスなので、全て基本無料ですので忘れずに行っておきましょう。
パケット定額サービスはプランにかかわらずあらかじめ利用できるデータ通信量が決まっており、超過した場合は低速化してしまいますが、それを避けられるための自動的にデータ容量が追加される快適モードや追加で容量を2倍にすることも可能です。こちらはこの後説明するデータ容量2倍キャンペーンで合わせて説明します。
新規・MNP(乗り換え)・機種変更で2年間データ容量2倍
ワイモバイルでは新規獲得キャンペーンとして、新規、もしくはMNPで2年間通常のデータ容量2倍のキャンペーンが実施されています。以前は期間限定だったキャンペーンですが、現在は2017年9月以降から終了期間未定となり、上記条件であれば今からでも適用されるようになりました。オプション料金が500円発生することになりましたが、2年間は無料で使えます。
対象料金プランはPHSやケータイを含むほぼ全ての料金プランなので、原則どなたでも利用が可能です。快適モードは上限を設定して超過するごとに1回500円の追加料金が発生し、低速化を防ぐ有料オプションです。上限を先に設定しておけばそれ以上は追加されないので、使いすぎと言うことも防げます。
電話回線を選ばないだれとでも10分間無料サービス!
ワイモバイルは通話無料サービスが基本サービスにパッケージングされており、ソフトバンク、ワイモバイル同士に限定されず、他社、固定電話を含む全てにおいて国内通話料が1回の通話につき10分間無料通話が可能です。基本料金が安いことに加え、普段あまり電話を掛けない人にとって通話料がほとんどかからないのも大きなメリットとなるでしょう。
さらに月額1,000円のスーパー誰とでも定額を利用すれば、番号案内などの一部サービスを抜かせば全ての国内通話が回数無制限の無料となります。
Yahoo!のポイントが貯まる!Yahoo!プレミアム for Y!mobile
Yahoo!基本サービスのYahoo!コンテンツを利用できるYahoo!プレミアムが無料で使えます。本来は月額580円が発生する有料サービスですが、ワイモバイルに契約して初期登録をすればYahoo!コンテンツが無料で利用できるようになります。ヤフオクやあんしん補償など有料コンテンツからYahoo!ショッピングでポイントを貯めることができるようになるので、登録しておくと損はありません。
Yahoo!コンテンツを利用でポイントが貯まるパケットマイレージ
スマホとケータイのプランに契約してる人であれば、Yahoo! JAPANのサービスを使えば使うほどにマイルが貯まり、貯まったマイルのランクに応じてデータ容量の追加料金が無料になるお得なサービスです。ショッピングはもちろん、Yahoo!アプリやトップページにログインするだけでもポイントが貯まっていくので、こちらも初期登録をしておくことをおすすめします。
初回登録は80マイルのボーナスポイントが付き、ブロンズランク確定で0.5Gbが追加されます。
タブレット
料金プラン | データプランS | データプランL |
契約期間 | 3年間/単年 | |
契約解除料 | 9,500円 | |
パケット定額 | 1GB | 7GB |
おトク割 | 1,980円 | 3,696円 |
データベーシックプラン | 3,980円 | 5,696円 |
快適モード | 1回500円 | |
シェアプラン | 980円 | 無料 |
シェアプラン500MB追加 | 500円 |
タブレットの契約プランには単年と3年契約が用意されており、基本は3年契約のおトク割となります。スマホプランとほぼ同じ契約形態ですが、通話機能やスマホに適応した一部のサービスはありませんが、4つのコミコミにあったYahooプレミアム for Y!mobileはタブレットでも利用できます。
ケータイ
料金プラン | ケータイプランSS |
契約期間 | 2年間/単年 |
契約解除料 | 9,500円 |
データ通信 ベーシックパック | 2.5GB パケット定額(上限4,500円) 300円 |
基本料金 | 934円 |
ケータイベーシックプラン | 2,434円 |
スーパー誰とでも定額 | 1,100円 |
ケータイプラン | 1,500円 |
通話のみの場合なら934円からの利用ができ、データ通信を行う場合にはオプションで月額300円のオプション料にパケット料金が発生します。パケットは上限2.5GBで4,500円までと決まっており、その月にデータ通信が行わなければ原則無料となります。
ケータイでインターネットを頻繁に使う機会があるのであれば、ケータイプランの利用でパケット使い放題でネットを利用することも可能です。
Wi-Fi
料金プラン | Pocket Wi-Fiプラン2 | Pocket Wi-Fiプラン2 ライト | Pocket Wi-Fiプラン2 L | Pocket Wi-Fiプラン SS |
契約期間 | 3年間/単年 | |||
契約解除料 | 9,500円 | |||
パケット定額 | 7GB | 5GB | 7GB | 4GB |
さんねん | 4,196円 | 2,980円 | 7,884円 | 2,980円 |
おトク割 | 3,696円 | 2,480円 | 4,380円 | 2,480円 |
バリューセット | 5,260円 (4,760円) | 4,044円 (3,544円) | 8,948円 (5,444円) | - |
バリューセットライト | 4,910円 (4,410円) | 3,694円 (3,194円) | 8,598円 (5,094円) | - |
38(37)ヶ月目以降 | 3,696円 | 2,480円 | 9,184円 (37ヶ月) | 2,480円 (37か月) |
ベーシック | 5,696円 | 3,980円 | 5,980円 | - |
快適モード | 500円 | |||
アドバンスモード | 1,684円 684円(ベーシック不可) | - | - | - |
基本は3年契約となり3年以上を利用する場合にはおトク割、長期割引が適用されて基本料金から500円割引される料金システムです。3年以内の契約解除には解除料が発生するので、よほどのことが無い限りは継続利用で基本3,696円と考えて良いでしょう。
表にすると複雑に見えますが、基本は3年契約の「さんねん」と3年以上契約で適用される「おトク割」の2種類の料金プランとなり、37~38ヶ月利用することで常におトク割が適用されるという料金システムです。バリューセットは契約と端末の同時購入で適用される割引プランで、長期契約で月額が割引されるサービスです。プランSSにはバリューセットは存在せず、基本料金が安い代わりに3年契約が義務付けられています。
Pocket Wi-Fiプラン2に限り上限7GBを超えても標準モードから切り替えて4G通信が可能なアドバンスモードが用意されており、こちらは3年契約のおトク割限定サービスになっています。
なぜワイモバイルが安いのか?
料金表を見渡す限り、簡単に適用される割引システムを全て活用できて格安で扱えるのがワイモバイルです。単年契約でも一般的なスマホ料金と変わらずに使えるのはなぜなのか?Yahoo!というネームバリューから考えれば到底粗悪な品質であることは考えにくく、そんな疑問を持つ人も多いことでしょう。その秘密について解説しましょう。
ワイモバイルはMNOとMVNOの両方の性質を持つ
ワイモバイルは料金が安いことから「格安スマホ」と呼ばれることが多いですが、そもそも格安スマホとは事業者から回線を借りているMVNOを指す言葉です。ワイモバイルはソフトバンク以前より自社回線を所有するMNOでありながら、ソフトバンクの回線も利用していると言うMNOとMVNOの両方の性質を持つキャリアなのです。
当然自社の回線を利用しつつ、ソフトバンクの回線も利用できることから通話料金に費用も他社程かける必要がありません。格安SIMと同じ立場にいながら独自の回線を持つと言う強み、これこそがワイモバイルの安さの秘密と言えるでしょう。
ソフトバンク光がスマホ割引を適用できる唯一の光回線
※ワイモバイル公式より引用
ただでさえ安いワイモバイルですが、さらに割引を適用する方法があります。それはソフトバンク光との同時利用です。ワイモバイルはYahoo!独自のブランドであり、Yahoo!JAPANはソフトバンクグループの子会社です。光コラボでおなじみのスマホのセット割がソフトバンク光との同時契約で適用できてしまうのです。
ソフトバンク光のプロバイダはYahoo!BBなので、自社ブランドのスマホ割引が適用できる唯一のネット回線がソフトバンク光だけなのです。厳密に言えばADSLでも適用することが出来ますが、将来的にADSLが廃止されることが発表されている現在では、ソフトバンク光は事実上の独占企業と言えるのです。
ソフトバンクAirでもおうち割が適用される!
Wi-FiサービスのソフトバンクAirはソフトバンクの提供するサービスなので、もちろんおうち割も使えます。有線を引けない状況であってもソフトバンクAirなら電源さえあれば電波の繋がる自宅内ならどこでも使えて、同時接続も最大64台までと快適にネットサービスが利用できます。
ソフトバンクAirのおうち割も内容は同じなので、スマホのネットも家族で問題なく楽しめます。
おうち割 光セット(A)で永年1,000円割引
ソフトバンクとのセット割「おうち割 光セット(A)」はネットとワイモバイルだけで永年1,000円割引が適用されます。ワンキュッパ割と合わせれば1年間1,000円未満で利用でき、3年目以降も常時ワンキュッパ割が適用されている状態が続く計算になります。
さらにおうち割は最大10回線まで適用されるので、家族で使うスマホにワイモバイルはとても相性が良いのです。ソフトバンク光ではWi-Fi標準装備の光BBユニットもオプションレンタルされており、自宅のスマホがより快適に利用できます。
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ソフトバンク光なら開通前レンタルでソフトバンクAirも無料で使える!
ソフトバンク光では申し込み後の開通工事期間中はWi-FiのソフトバンクAirが無料でレンタルされる開通前レンタルもサービスとして用意されており、ワイモバイルを使ってのWi-Fi利用も可能です。仮にソフトバンクAirが利用できない地域であってもPocket Wi-Fiが代替品として郵送されるので誰でもすぐにネットを使えるのも特長です。
ワイモバイルをこれから利用する人、乗り換えを検討している人はソフトバンク光も含めてネット環境を整備してみるのにいい機会かもしれません。
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ソフトバンク光に申し込めば開通前からインターネットを利用できる!?
新規回線申し込みだと開通工事が完了するまでの間、ネット利用が開始されるまで待ち遠しく感じるものです。ソフトバンク光では、回線申し込み後でもすぐにネットが利用できるように、開通前に接続機器のレンタルキャ ...
ソフトバンク光は乗り換えも楽々
ソフトバンク光では現在新規申し込みで24,000円のキャッシュバックキャンペーンが実施されており、さらには他社回線からの乗り換えで違約金最大10万円キャッシュバックが両方とも終了期間未定で行われています。今なら申し込むだけで最低でも24,000円を手にすることができ、乗り換えならさらにお得なキャンペーンを実施しています。
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ソフトバンク光のキャンペーンが多すぎるので整理してみた
光回線各社では、新規顧客を迎え入れるためのキャンペーンを大々的に行っています。工事費無料、初月からの月額基本料割引、または無料、高額キャッシュバックなど、キャンペーンの内容は様々です。かつてのフレッツ ...
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さらにお得な情報として、代理店から申し込めば代理店と公式の両方のキャンペーンを同時に受けられます。
👉詳しいソフトバンク光の代理店キャッシュバック比較記事はこちら
👉詳しいソフトバンクAirの一番お得な申込窓口比較記事はこちら
ソフトバンク光の正規代理店ならどこでも適用されますが、ここで一押しなのがキャッシュバック額が大きいことでも有名なNEXTやアウンカンパニーと言った申し込み窓口です。


特にこの2社はキャッシュバック額が以前より増額されており、新規申し込みで38,000円、転用でも15,000円のキャッシュバックがもらえ、さらにここに公式のキャッシュバックを加えれば相当な金額になることが分かります。Airターミナル3のみの提供となってしまいますが、ソフトバンクAirの申し込みにも35,000円のキャッシュバックが用意されています。
回線契約を申し込むだけでキャッシュバック申請が完了し、おまけに適用条件に有料オプションは一切なし、とくれば最早申し込まない理由はありません。ワイモバイルが怪しい格安スマホ業者ではないことと同様に、今回紹介した代理店2社も実績と信頼を積み重ねた申し込み窓口です。現在インターネット回線の申し込み、または転用を考えている人はぜひこちらの窓口から申し込むことをおすすめします。