フレッツ光から光コラボへと主流が変わった光回線は、現在500以上の参入企業がある状況です。今となっては選ぶだけの光回線があり、1つの回線にこだわる必要も特になくなっています。もし、今の光回線からの乗り換えを検討しているのなら、まずは現在の回線を解約する必要があります。今回はコミュファ光の解約方法について解説します。
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コミュファ光は東海4県のみの光回線
まずコミュファ光ですが、こちらは全国的に普及している光コラボとは別の光回線となります。KDDIグループの中部電力系のサービスであるコミュファ光は、フレッツ光とはそもそも違う系列です。提供されているエリアが愛知・岐阜・三重・静岡の東海4県のみに限定されているため、それ以外の地域では使えない光回線なのです。
仮に4県以外のエリアに引っ越しすることになれば、自然に解約する流れとなってしまいます。コミュファ光を解約するケースで考えられるのは、他社回線への乗り換え、ネットの廃止、引っ越し、強制退会などが考えられ、自主的に解約する場合には自分で解約手続きを行う必要があります。
これから紹介するのはコミュファ光を解約するための方法と流れ、注意点についてです。事情があってコミュファ光を解約する方はぜひ、参考にしてください。
コミュファ光の解約手順と注意点
解約方法はHPにも記載されていますが、解約までの流れや注意点を一旦こちらでまとめてみましょう。
解約までの流れ
解約手続きは電話での受付となっており、コミュファコンタクトセンターに電話をする必要があります。
コミュファコンタクトセンター
0120-218-919
受付時間:9:00~20:00(年中無休)
こちらに繋がったら、あとは音声案内に従ってオペレーターに解約を伝えます。
解約に伴う違約金(2021年2月までに契約している人向け)
解約自体はそこまで難しいものではありませんが、問題はその後の利用料や解約時の違約金の支払いです。ネットを利用する時には継続利用やレンタルオプションなど、様々な契約を結んでいると思われます。インターネットの解約、乗り換えが難しいとされるのは、これらの違約金が発生することが大部分に占められます。
契約解除料
基本契約期間内(2年以内) | 29,700円 |
プロバイダ | プロバイダごとに異なる |
長トク割 | 5,500円 |
コミュファ光テレビ | 4,400円~17,270円 |
ネット撤去工事費 | 13,200円 |
光テレビ撤去工事費 | 18,700円 |
コミュファ光は最初の2年間の継続利用が約束として決められており、3年目からは契約解除料金は発生しません。しかし、長トク割を適用する場合、3年目以降から長トク割の契約が適用されるため、適用開始時から3年以内の解約には5,500円の解除料金が発生するようになります。
また、コミュファ光ではプロバイダを選べるプランもあり、そちらを選んでいる場合にはプロバイダごとの契約解除料が発生します。解除料金は契約しているプロバイダごとに異なるので、各プロバイダで確認を取ると良いでしょう。
コミュファ光ではネットの解約と同時に撤去工事も行われるため、撤去工事費用も発生します。こちらは2016年8月1日以降か以前かで費用も違いますが、現時点では上の表の料金を請求されます。
光テレビなどはオプションサービスとなりますが、こちらを契約している場合には解除料金、撤去が必要な場合には撤去工事費用が合わせて請求されます。光テレビは3年契約と5年契約があり、契約期間によって上記のように契約解除料金が変わってくるので、自分の契約状況を確認しておくと良いでしょう。
主な契約解除料金の条件
- 基本契約解除料
新規申し込みから2年以内の解約 - プロバイダ解除料
各プロバイダごとに異なる
- 長トク割
3年契約以内の更新月以外の解約
更新月は起算日から3年(1,095日)目の日を含む月
更新月の翌月1日から契約期間
- ネット撤去工事費
ネットの解約
レンタル機器の返却義務
コミュファ光を契約すると標準サービスとして無線LANルーターを送られてきます。解約時にはこちらの機器を返却する必要があるため、大切に保管しておきましょう。解約手続き前の返却は原則的に受け付けていないため、必ず解約手続きを行ってから返却しましょう。
メールアドレスや光電話の番号が使えなくなる
コミュファ光から提供されているメールアドレスは解約と同時に使えなくなります。光電話は新規で取得した電話番号も消滅してしまいますが、NTTのアナログ回線を休止中であればポータビリティを利用することで電話番号を維持させることが可能です。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、電話番号を引き続き利用したい場合はこちらを参考にしてみて下さい。
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ネットの乗り換えで電話番号を継続したいならアナログ戻しを試そう!
光回線にはオプションサービスとして、光回線を使ったIP電話サービスが用意されています。フレッツ光回線を使ったひかり電話はNTTの電話加入権を必要とせず、フレッツ光と契約すれば誰でも自宅に固定電話を置け ...
違約金や撤去工事費用を支払わなくて済む方法!?
コミュファ光に限らず、ネットの解約には契約解除料といった問題が出てきます。申し込み時に安心サポートとセットで工事費用無料というプランも用意されてはいますが、こちらは最低3ヶ月の利用期間があり、最低利用期間中の解約、または12月29日から1月3日の間の工事には適用外となります。
支払うことのほうが多い違約金ですが、ある方法でこれらを支払わなくて済む方法があります。
他社回線への乗り換えで負担してもらう
一番手っ取り早い方法が他社回線への乗り換えキャッシュバックを利用する方法です。2017年12月現在で乗り換えキャッシュバックを実施している光回線はauひかりとソフトバンク光が挙げられます。
auひかりでは最大3万円のauスタートサポート、ソフトバンク光では最大10万円のあんしん乗り換えキャンペーンが実施されています。
乗り換えキャッシュバックの概要は、他社回線で発生した違約金を乗り換え先で負担してもらい、違約金支払いを無料にするというキャンペーンです。しかし、コミュファ光の場合はちょっと事情が変わってきます。
auひかりではauスマートバリュー対象回線は適用対象外
コミュファ光ではauスマホとのセット割であるauスマートバリューが用意されています。ネットと同時契約をすることでスマホの月額が割引となるお得なサービスですが、auスタートサポートはauスマートバリューを対象とした光回線は適用外なのです。
auスタートサポートは基本的に電力会社系のPNJグループはサポートしておらず、auスマートバリューを適用している提携会社はこちらの乗り換えキャンペーンを利用できません。
一方のソフトバンク光ではスマホキャリアの割引サービスが利用できませんが、基本的にはソフトバンクグループ以外の回線全てがキャッシュバック対象となるのでこちらがおすすめです。最大10万円という負担額も圧倒的で、端数も残らず受け取れるという点でもコミュファ光からの乗り換えならソフトバンク光が好条件と言えるでしょう。
あんしん乗り換えキャンペーンについてはこちらでも紹介していますので、よければ参考にしてみてください。
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ソフトバンク光のあんしん乗り換えキャンペーンの仕組みとは?
ソフトバンクの公式サイトでは、新たにソフトバンク光かソフトバンクエアーを申し込むと、乗り換え時に発生した他社回線サービスへの違約金や撤去工事費を満額還元する「あんしん乗り換えキャンペーン」を実施してい ...
代理店からなら公式と代理店の特典が両方受け取れる
ソフトバンク光公式から申し込めばあんしん乗り換えキャンペーンが適用されますが、代理店からでもキャンペーンは適用されます。
ソフトバンク光の正規代理店では代理店と公式の特典を同時に受けられる2大キャンペーンを実施しており、代理店の特典をもらいながら公式のキャンペーンを利用できます。
代理店も数が多く、どこから申し込めば良いのか悩む方には次の2社がおすすめです。
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今回紹介する株式会社NEXTとアウンカンパニーの2社は業界でも有名な高額キャッシュバックと簡単手続きで人気の高い申し込み窓口です。新規だけでなく転用でも高額キャッシュバックを用意している点もポイントの高い代理店です。
一般的な代理店では高額キャッシュバックには複雑な手続きや有料オプションなどが必要ですが、上記の2社はそれらが一切なく、回線申し込みだけで特典が受けられるお手軽さが特長です。
申し込み後には代理店側から確認の電話が折り返されるので、特典の受け取り忘れもなく、最短で2ヶ月後には銀行振り込みがされるという安心感も人気の理由の一つです。違約金負担プラス高額キャッシュバックが簡単に受け取れるこちらの代理店は乗り換え時の窓口としておすすめします。
ソフトバンク光なら工事期間中もWi-Fiが使える
ソフトバンク光では申し込みした全ての人を対象として、ソフトバンクAirの開通前レンタルサービスを行っています。通常は工事期間中のネットは使えませんが、この空白期間を埋めるためにソフトバンクから無料でソフトバンクAirが郵送されてきます。
新規申し込み時に契約フォームに開通前レンタルを利用する項目にチェックを入れるだけで誰でも利用できるので、難しい条件など一切ありません。ソフトバンクAirが利用できない場合、例外としてPocket Wi-Fiが送られてくるのでネットが使えないという状況を作らせません。
このようにソフトバンク光では新規がスムーズにネットを使えるような環境をすぐに提供し、快適に楽しめるサービスが用意されています。東海・中部地方でもソフトバンク光は提供されているので、乗り換え先の光回線の第一候補としてイチオシです。