自宅のネット回線は自宅でしか使えませんが、町中に設置されているWi-Fiスポットを利用すればデータ通信の要領制限を気にすることなくネットに繋げることができます。しかし、Wi-Fiスポットは設置されている場所が限られているため、いつでもどこでもというわけにはいきません。
外でもネットを使いたい方には、携帯電話回線やPocket Wi-FiやWiMAXなどの持ち歩けるWi-Fiルーターを使っている方も多いのではないでしょうか。
今回のお話は、WiMAXの提供エリアについてお話します。
Contents
WiMAXが使えるエリア範囲
持ち歩けるWi-Fiルーターの中でも業界最高速度のUQ WiMAX。仕事や旅先の持ち歩けるネットとして非常に便利なツールです。イートインや喫茶店などのWi-Fiスポットを利用したことがある方は、その便利さを十分に理解していることかと思います。
Wi-Fiスポットは電波が受信できる場所だからネットに繋がるのですから、ネットを使いたい方はそのスポットに集まってくるのも当然です。しかし、Wi-Fiスポット以外では専用の受信エリアにいないとネットに繋げることができません。
WiMAXのサービスエリアの範囲はどれくらい広いのか調べてみました。
UQ公式サイトでサービスエリアマップを確認
WiMAXの受信エリアを確認するには、公式サイトのサービスエリアマップで確認できます。サービスエリアの範囲は、サービスエリアマップと後述のピンポイントエリア判定で調べることになります。ここではWiMAX、WiMAX 2+、LTE回線の3種類の回線を確認することができ、今回はWiMAX 2+に絞ってご説明します。
※画像は公式サイトより引用
エリアマップでは47都道府県が表示されており、自分の見たい地域の提供エリアの状況を確認できます。これを見る限りでは大雑把に全国を網羅していると言えるでしょう。
都市部と地方での温度差
結論から言えば、利用者が一番多いと思われる都市部では提供エリアの範囲が広く、利用者の見込みが少ないと思われる地方では範囲が狭くなっていると感じられます。
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※画像は公式サイトより引用 | |
440Mbps対応エリア | |
WiMAX 2+サービスエリア | |
2018年4月末に拡大予定のWiMAX 2+サービスエリア |
一つ一つ見ていくと膨大な情報量となるので、一例をかいつまんでご説明します。上の図は政令指定都市とそれ以外の比較になります。色分けされた地域が提供エリアで区分されており、これを見ると右側の提供エリアが狭いことが分かります。
今後の拡大予定エリアに指定されているところもありますが、見提供のエリア全てが範囲内になるとは言い切れません。提供エリアの格差はネット回線に限らず、利用数や人口密度なども関係しており、どうしても密集する都市部が最優先されてしてしまうことも要因に挙げられます。
WiMAXはWiMAX 2+に切り替えられていく
そもそもWiMAXは無線通信規格の一つであり、Wi-Fiとは別物の無線接続手段です。WiMAX 2+はその後継となる次世代の無線通信技術の規格です。WiMAXはWiMAX 2+への移行が既に発表されており、2018年3月には全てのWiMAXエリアがWiMAX 2+に切り替わる予定とされています。
2013年時点でのWiMAXのエリア人口カバー率は約93%を超えており、2018年現在では主要都市では99%以上とされています。光回線に至るまでISDNからADSLと変遷を辿った経緯を考えれば、今後もWiMAX 2+のエリア人口率は伸びていくことが予想されます。
提供エリアを正確に測る「ピンポイントエリア判定」
公式サイトの提供エリアマップはおおまかな地域の表示になるので、電波の届く細かい場所までは判断できません。提供エリア内にいるのに電波が届かなくて接続できないと言ったケースも十分に考えられます。特定の場所の住所を指定することで、受信の可否が判断できるピンポイントエリア判定がUQでは用意されています。
※以下、画像は公式サイトより引用
ピンポイントエリア判定はWiMAXとWiMAX 2+に対応しており、住所リストからの検索や直接住所入力をすることで「〇」「△」「×」で電波状況を判定してくれます。
たとえば、上のように大雑把にエリアを指定することもできるし、自宅や職場、宿泊先の住所を直接入力することが可能です。入力・検索すると指定住所の判定結果は以下のように発表されます。
このように画像の女性がボードで判定を出してくれます。上記の地域では電波が受信できると言うことが分かります。
住所入力は少し癖があり、住所を入力しても対応していない番地などは、上記のように入力した住所下のチェックボックス内に候補が表示されてもクリックできないという状態になります。この場合は直近の住所を入力して近場の受信状況を確認しておくと良いでしょう。
必ずしも受信できるとは限らない
判定結果が〇だからといって、必ずしも受信できるとは限りません。遮蔽物や電波干渉によって電波が伝わりにくい環境である可能性が無いとは言い切れません。あくまで提供エリアの範囲であるという目安であり、WiMAXはベストエフォート型サービスと言うことを忘れてはいけません。
より確実に電波の受信範囲を確認したい方は「Try WiMAX」を利用してみるのも良いでしょう。
15日間無料の「Try WiMAX」
Try WiMAXとは、15日間無料お試しでWiMAXを利用できるサービスです。WiMAXを契約したのに利用エリアじゃない、もしくは通信速度が遅いといった自体にならないための利用環境テストにも使えるサービスです。貸し出しされる機器は110~440Mbpsの機種と決められていますが、利用範囲の確認には十分です。
利用条件は20歳以上で過去180日の間にサービスを利用していない方、本人名義のクレジットカード登録の必要があります。
提供エリア外の場合はネット回線を引くのも手
全国的に提供エリアを伸ばす予定とはいえ、主要エリアはやはり主要都市に集中してしまいます。インフラ的には仕方のないことではありますが、自分の利用するネットが回線の電波が弱い、そもそも繋がらないというのは困りものです。
出張や旅行先で繋がらないなどであれば不便ではあるけれど、その状態が続くというわけではないので多少は目をつぶれますが、自宅で使うとなると常時接続できるものが好ましいでしょう。
そういう時はネット回線を自宅に引いてみることをおすすめします。
光コラボなら全国規模で展開されている
自宅に引くネット回線でおすすめなのが光コラボです。元はフレッツ光の光ファイバー網を利用しているため、展開されているサービスエリアは業界内でも最大規模になります。
※画像は公式サイトより引用
NTT東西のHPでは上の図のように提供エリアの検索を行うことができ、光コラボは全て共通してこちらから確認を取ることが可能です。UQ公式の検索からさらに細かく住所を指定することができるので、個人の建物や敷地まで提供されているエリアを調べることができます。
フレッツ光なら光コラボへの乗り換えで工事費用も無料です。
ソフトバンク光なら他社からの乗り換えが楽
転用なら無料となる工事費用でもフレッツ光の工事費用が残っている場合や、他社回線を利用中の方は工事費用の残債や違約金が気になることでしょう。ソフトバンク光なら違約金やフレッツ光の工事費用の残債を最大10万円まで負担してくれるあんしん乗り換えキャンペーンでそれらを帳消しにすることが可能です。
違約金は契約解除料、撤去工事費、フレッツ光の工事費用残債などが含まれており、違約金に合わせたキャッシュバックが支払われます。WiMAXなどのモバイル回線からだと負担金は42,000円に減額されますが、余程のことが無い限り違約金が負担額を越えることもないので問題ありません。
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ソフトバンク光のあんしん乗り換えキャンペーンの仕組みとは?
ソフトバンクの公式サイトでは、新たにソフトバンク光かソフトバンクエアーを申し込むと、乗り換え時に発生した他社回線サービスへの違約金や撤去工事費を満額還元する「あんしん乗り換えキャンペーン」を実施してい ...
新規乗り換えなら最大24,000円のキャッシュバックもある
さらにあんしん乗り換えキャンペーンには最大24,000円のキャッシュバック特典も付いており、工事費用が発生した場合の代金をキャッシュバックで賄うことも可能です。キャッシュバックは普通為替と24ヶ月間月額料金1,000円割引のどちらかを選ぶことができるので、好きな方をもらえます。
こちらのキャッシュバックは工事費用が満額の場合に最大額が支払われますが、派遣工事なしなどの場合だと10,000円に減額されてしまいます。減額と言っても工事費用分を確実に賄える金額は支払われ、余剰分はそのままもらえるので決して損をすることはありません。
工事期間中はソフトバンクAirが無料で貸し出し
申し込み後の開通工事中はネットに繋がらない、のが一般的ですが、ソフトバンク光では開通工事期間中にソフトバンクAirを無料で貸し出しする開通前レンタルが実施されています。
Wi-Fiの便利さに慣れてくると「手元にネットが無いのは落ち着かない」と思う方も多いはずです。そういう不安を感じさせないため、ソフトバンク光では開通工事期間中はソフトバンクAirが無料で送られてきます。ソフトバンクAirの提供エリア外だったとしても、Pocket Wi-Fiが代わりに送られてくるのでネットに繋げられないということはありません。
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ソフトバンク光に申し込めば開通前からインターネットを利用できる!?
新規回線申し込みだと開通工事が完了するまでの間、ネット利用が開始されるまで待ち遠しく感じるものです。ソフトバンク光では、回線申し込み後でもすぐにネットが利用できるように、開通前に接続機器のレンタルキャ ...
ソフトバンクなら有線もWi-Fiもフォローがバッチリ
有線接続は自宅内に限られているので、自宅外でのネットを考えると「やっぱりWi-Fiの方が良い」と考えてしまうかもしれません。ソフトバンクはWi-Fiスポットの提供エリアも業界最大規模で、外出中のネットならスマホで事足りるケースが多いと考えられます。
また、ソフトバンクはネットとスマホでまとめてしまえば、プレミアム特典やおうち割などの割引やポイントなどの恩恵を十分に受けられるメリットがあります。自宅のWi-Fiはソフトバンク光でも利用できますし、自宅外ならWi-Fiスポットで済ませてしまえばネットやスマホ代を結果的には節約することに繋がります。
ソフトバンクキャリアの方ならもちろん、乗り換えを検討されている方はスマホとネットの両方で見つめ直してみることもおすすめします。
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ソフトバンク光への乗り換えはお得?乗り換え体験レポート記事
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