ネットが一般家庭にも普及してから低価格化も進み、誰の手にも届く存在となってから随分経ちます。光コラボも始まってますます料金が安くなり、どれを選ぼうか迷っている方も多いですよね?ネットは初期費用が大変ですが、維持するための月額料金も気にしないといけません。手頃になったとは言え、まだまだ高額のイメージが持たれるインターネット。
今回は各社のインターネット料金を比較してみました。
Contents
各ネットの月額料金比較
インターネットの料金が高いか安いかは人によって受け取り方が違います。低価格のインターネットと呼ばれる光コラボにしても、契約次第では高額になるケースも十分あり得るわけです。目安としてはマンションタイプで4,000円未満、ホームタイプで5,000円以内で済むネット料金が安いと思われる基本料金です。
今回比較するのは月額基本料金から調査し、実際に利用する時の費用を含めて調べてみました。初期工事費用の分割割引などは省略し、あくまで月額基本料金のみで比較します。
インターネット12社を月額料金で比較|ホーム編
光回線 | 月額料金(税抜) |
ビッグローブ光 | 4,980円 (auセット割で1,200円割引) |
エキサイト光 | 4,360円 |
So-net光 | 5,700円 (30ヶ月間3,700円) |
@nifty光 | 5,200円 (新規初月無料) (2年プラン4,500円) (3年プラン4,510円) (auセット割で1,200円割引) |
ぷらら光 | 4,800円 |
DTI光 | 4,800円 (auセット割で1,200円割引) |
OCN光 | 6,200円 (割引適用で最大5,100円) |
DMM光 | 4,820円 (セット割で3,820円) |
AsahiNet 光 | 5,180円 (割引適用で4,680円) (auセット割で1,200円割引) |
ソフトバンク光 | 5,200円 (光テレビ+5年契約で4,700円) |
au ひかり | 5,100円 (割引適用で最大4,900円) |
楽天ひかり | 4,800円 |
公式サイトで月額料金の最安値を表示している光コラボを12社集めてみました。光コラボから参入した光回線よりも古参のプロバイダが名を連ねています。これを見る限り基本の月額料金はそこまで安くない、というより高く設定している光回線が多い印象を受けます。その代わり、長期継続割引やセット割を用意することで通常よりも安くしているプロバイダが大半のようです。
ホームタイプは配線を共有する集合型住宅に比べて設置などの関係上料金が高くなり、どうしても5,000円を超えるところが多くなります。今回比較した光回線で基本料金が4,000円台のネットは6社と丁度半数に分かれました。
基本料金の安さだけならエキサイト光
ホームタイプは安くても4,000円台ほとんどである中、エキサイト光の4,360円は頭一つ抜けた安さです。料金だけで見れば他社を出し抜いており、後に続くぷらら光やDTI光より500円近く差をつけています。基本料金では大きく差が開いている月額料金ですが、キャンペーンや割引を適用した場合は少し話が変わってきます。
月額料金だけで言えばエキサイト光が群を抜いていますが、コンテンツサービスを徹底してシンプルにさせた結果という側面もあります。格安SIMサービスも取り扱っていますが、光コラボでよくあるセット割は実施されていません。ネットとスマホを使いたい方にはちょっと不便な部分もあり、スマホとのセット割を前提で考えるならビッグローブ光、@nifty光、DTI光、AsahiNet光、DMM光を利用した方が遥かに安くて便利になります。
ネット代の割引は適用されませんが、ソフトバンク光とOCN光は対スマホ代のセット割引があり、ソフトバンク光に至ってはソフトバンクとワイモバイルの2つの回線が対応しており、ネット代やスマホ代に充てられるTポイントが貯まりやすいという特長があります。
ネットだけ使えれば良いと言うのであれば特に問題はないでしょうが、ネットに申し込む方はそれ以外のプラスアルファを求める方も多いと思われます。それならスマホキャリアやコンテンツの利用ができるネットを選んだ方が結果的にお得になります。
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従量定額制のネット
光コラボは常時接続を基本としたインターネットですが、スマホのようにデータ通信定額の従量定額制を敷いている契約プランを用意しているネットもあります。
OCN光 | 5,000円~6,700円 (割引適用で3,900円~5,600円) |
ソフトバンク光 | 3,900円~5,600円 |
OCN光は2年自動更新型の割引適用でソフトバンク光と同額となります。ソフトバンク光の従量定額制プラン「ファミリー・ライト」は単年と2年が選べますが、単年だと1,600円高くなります。どちらも月のデータ通信量の範囲で課金されていき、2段階の料金設定が敷かれているホームタイプ専用の2段階定額サービスです。
両社とも上限を10GBとなっており、10GB以上は月額料金の上限を超えることはありません。24円/100MBで共通している点もフレッツ光の従量定額制に沿った料金設定となっています。
月のネット接続が決まっており、月額料金をできるだけ抑えたい場合は従量定額制の選択肢もあるでしょう。通信速度は最大100Mbpsなので、1Gbpsの高速通信を期待している方にはあまりお勧めしません。
SIMセットならDMM光が最安値
DMM光では2018年2月から4月の間にDMMモバイルとのセット割を期間限定で実施しており、元々安かった月額料金がさらに安くなりました。DMM光は工事費用無料を終了期間未定で行っていることも含めて、光回線の中でも最もコスパの高いネットに躍り出ました。
スマホキャリアを持たないMVNOユーザーなら、DMM光とのセットで申し込んだ方が断然お得になります。
基本料金はほぼ割引前提
@nifty光は期間限定の割引が用意されており、24ヶ月~36ヶ月の間割引が適用されます。auスマホとのセット割を使えば最大1,200円割引され、割引を全て適用させれば月額3,300円が可能となります。ただし、割引には期間があるため、2年後・3年後には基本料金の5,200円に戻ります。auセット割は継続されるため、auユーザーならその後も4,000円で利用することができます。
ネットの割引は長期契約が基本的に用意されており、ネットの申し込みと同時に加入される方がほとんどだと思われます。仮に長期契約を結ばなければOCN光のように6,200円というホームタイプの中でも特に高額な月額料金に達するケースがあります。長期契約を結ぶと自動更新型の契約となり、更新月以外の解約には解除料金が発生します。
このように長期契約前提の月額料金設定がされているネットも多く、ネットを申し込むなら長く利用することを前提に考えておかなくてはいけません。
インターネット12社を月額料金で比較|マンション編
光回線 | 月額料金(税抜) |
ビッグローブ光 | 3,980円 (auセット割で1,200円割引) |
エキサイト光 | 3,360円 |
So-net光 | 4,600円 (30ヶ月間2,600円) |
@nifty光 | 3,980円 (2年プラン3,400円) (3年プラン3,490円) (auセット割で1,200円割引) |
ぷらら光 | 3,600円 |
DTI光 | 3,600円 (auセット割で1,200円割引) |
OCN光 | 4,700円 (割引適用で3,600円) |
DMM光 | 3,780円 (セット割で2,780円) |
AsahiNet 光 | 4,080円 (割引適用で3,780円) (auセット割で1,200円割引) |
ソフトバンク光 | 3,800円 |
au ひかり | 3,800円 |
楽天ひかり | 3,800円 |
ここでも基本料金の最安値はエキサイト光となり、3,360円は群を抜いて安くなっています。それに続くのがぷらら光の3,600円、次にDMM光、au ひかり、ソフトバンク光、楽天ひかりの順に続きます。この6社は基本的には割引を採用しておらず、代わりにオプションを選べる自由があるネットとも受け取れます。基本的にはいずれも2年契約が基本となっており、長期利用を前提とした割引や料金設定であると考えておくべきでしょう。
割引前提のネットは高い
ホームタイプでも説明しましたが、割引を前提としたSo-net光やOCN光は基本料金が高くなっており、So-net光は31ヶ月目からは他社の安いホームタイプ並の月額料金となってしまいます。auセット割のあるネットは期間を気にせず月額料金を安くできるため、セット割の受付終了をしたSo-net光は大きく差を空けられた感が強くなります。
割引がなくても月額基本料金が3,000円台のネットもあるので、無理してまで割引前提のネットを利用する必要もないでしょう。ビッグローブ光の割引条件は3年契約となっているため、乗り換えをする時には契約期間の更新月までが長くなることに気を付けておきましょう。
期間限定の割引は期間終了後の料金で考える必要がある
割引を利用した場合のネットの月額料金最安は@nifty光になります。auセット割と2年プランの割引を利用すれば、ホーム・マンション共に今回の12社の中で最安値となります。ただし、契約期間の割引は適用期間が決まっており、終了後の料金を考えておかないと後々負担が増えていきます。
スマホとのセット割でネット代金の割引が適用されるauセット割は優れた割引サービスですが、auセット割はスマートバリューと併用できません。割引対象をネットとスマホのどちらかを選ばなければならないので、どちらを適用するかは利用者次第と言うことになります。
割引が無ければ最も高くなるのがOCN光で、次いでSo-net光となります。So-net光は長期割引サービスで月額料金を500円安くすることも可能ですが、割引してもなお高いというイメージを持たれます。
長期割引は自動更新型の契約に気を付ける
割引を除いた月額基本料金で比較しましたが、ネットを利用する人は長期利用を目的としています。永年で適用される割引があれば、ほとんどの人が回線申し込みと長期割引はセットで申し込むと思われるので、OCN光やAsahiNet光もこの中に加わります。OCN光はホームタイプが割引適用でも割高だったのに対し、マンションタイプでは比較的安くなります。
しかし、長期割引があるネットは契約期間中の契約解除料を設けていることが多く、長期割引適用で自動更新型契約となるのがOCN光とAsahiNet光です。また、長期割引に途中加入すると契約プランの契約利用期間とズレる恐れがあります。自動更新型契約を割引と契約プランを別々で設定している光回線は契約解除のタイミングにも気を付ける必要があります。
ネット料金はスマホキャリア前提?
ネット回線12社の比較をして気づいた方も多いと思いますが、ネット代を安く抑えるにはスマホとのセット割が必須です。スマホキャリアでネット代の割引があるのはauセット割のみとなっており、auセット割を採用している光回線は3,000円台前半や2,000円台も可能になります。数字だけなら基本料金最安値のエキサイト光よりも安く使えるのです。
セット割を前提とした場合、一番注意して置かなくてはいけないのがスマホ代の負担も考えなくてはならない点です。
ネット代とスマホ代のバランスも考える
いかにネットとスマホで安くなると言っても、スマホ代にお金を掛けたら意味がありません。auセット割には1,200円と500円の割引があり、指定の契約プランを選ばなければいけません。最大割引を適用するのであれば、5G以上の5,000円~6,000円のプランを選ぶ必要があります。
ネット代だけを安くするならスマホ代にお金を掛ければ良いだけですが、スマホ代にお金をかけてまで安くしようという方はそうはいないはずです。1,980円~のプランなら500円割引が適用されますが、基本料金が高いネットならそれすらも負担に感じることでしょう。
それなら元々セット割がなく、月額基本料が安いエキサイト光、ぷらら光、ソフトバンク光、楽天ひかりや、セット割を使わなくても安いDTI光、DMM光がおすすめです。
- 基本料金最安値
エキサイト光:3,360円 - 割引適用時最安値
@nifty光:24ヶ月間2,280円(24ヶ月間580円割引 + auセット割最大1,200円割引)
DTI光:auセット割適用で永年2,400円 - auセット割に掛かる費用:1,980円~6,000円
au ひかりは解約時の違約金が怖い
先ほどのおすすめ光回線の中で唯一除外したau ひかりですが、現時点では強くお勧めできない理由があります。2018年3月から5G以上の高速インターネットが開始されました。注目度も高い光回線ですが、それに伴い解約時に撤去工事費用として28,800円(税込)が新たに請求されることになりました。(ホームタイプ)
auスマホのキャンペーンや割引なども使えてauユーザーにはメリットのある光回線ですが、とにかく縛りが多すぎて月額料金だけでお勧めするには躊躇われるのです。割引や工事費無料などのキャンペーンも光電話と同時契約など、有料オプション前提の特典が多くて初めての方には負担が大きく感じられます。
auブランドが好きでau ひかりをずっと使う、高速インターネットを使うという目的を前提とした人を選ぶネットと言えるでしょう。
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スマホユーザーはキャリアに合わせたネットを選ぼう
国内のスマホキャリアはau以外にドコモ、ソフトバンクになり、キャリアやMVNOに分類されないワイモバイルを含めると4社になります。ネット代の割引が適用されないドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルですが、ネットの月額料金ではなくスマホ代を節約することで結果的にお得になります。
今回除外したドコモ光のドコモ光パックは割引適用までに3年かかり、パックセットも決して安いものではありません。しかし、料金が改定された2018年2月以降なら、ドコモユーザーならドコモ光以外を選択する理由はありません。プロバイダを選べるスマホキャリアは現状ではauしかなく、そうなると必然的にソフトバンクとワイモバイルユーザーはソフトバンク光を選ぶのが良いという結論になります。
やはり、キャリアユーザーはキャリアの持つネットを利用するのが一番でしょう。
ソフトバンク光はポイントが貯めやすい
キャリアのセット割が使えるネットでは専用のポイントが貯まりやすい特徴があります。ドコモならdポイント、auならauウォレットポイント、ソフトバンクとワイモバイルならTポイントが貯まります。この中で一番親しみやすいのはTポイントではないでしょうか?キャリアで貯めたポイントはネットやスマホの支払いにも使えますが、多様性で言えば提携会社の多いTポイントが一番優れていると思われます。
ソフトバンクやワイモバイルユーザーならTポイントを貯めやすい特典がもらえて、ネットやコンビニなど普段の生活で使ったり貯めるのも簡単です。貯まったポイントはそのまま支払いにすることもできるし、マイルに変えて換金するといったこともできてしまいます。
ソフトバンクとワイモバイルユーザーは割引が無くても、ソフトバンクのネットとスマホを使うだけで結果的に割引に繋げることが可能です。
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