世界的大ヒットを飛ばしたオンラインゲームのモンスターハンターシリーズ。世界中の仲間と協力してモンスターを相手に狩りをするアクションゲームです。オフラインでも楽しむことができる本シリーズですが、楽しさの醍醐味はやはりオンラインでの協力プレーです。
オンラインで遊ぶためにはネットの環境が不可欠です。特にオンラインゲームでは通信速度や回線の安定性が重要となり、協力プレーでは自分が速いだけでもダメなど、快適に遊ぶための敷居は決して低くはありません。モンスターハンターをオンライン上で遊ぶための必要なスペックはどの程度必要なのか?今回はモンスターハンターのオンラインプレーについてご紹介します。
Contents
モンスターハンターとは?
2004年にPS2用ソフトとして、ゲーム会社の大手「カプコン」から発売された「モンスターハンター」を初代とするハンティングアクションゲームのシリーズ作品です。全世界でシリーズ累計8,200万本を超える大ヒット作品です。略称は「モンハン」。
基本的なゲームの操作はリアルタイムで行動するアクションゲームとなり、モンスターを相手に狩りや冒険をしながらクエストをクリアし、モンスターを狩ることで素材やアイテムを得て武器を強化していくゲームです。最終的な目標は設定されておらず、ゲーム内で自分の遊び方を見つけられる自由度もシリーズの魅力です。
最新作は2018年1月26日に発売された「モンスターハンター:ワールド」は日本国内でPS4専用ソフトとして販売され、全世界で750万本を記録しました。
モンスターハンターを遊ぶために必要なもの
モンスターハンターシリーズは人気のシリーズ作品です。ここでは最新作のモンスターハンター:ワールドを基準に説明します。
まず、遊ぶために必要な準備はPS4本体とソフトです。当然のことながらプラットフォームが無ければ遊ぶことは不可能です。モンスターハンターはオフラインプレーでも遊べますが、人気の理由はオンラインでのマルチプレイが大半を占めているので、マルチプレイの環境を整えておくことをお勧めします。
モンスターハンターは都度アップデートが行われるため、最新データで遊ぶためにはネットに繋いでいる必要もあります。現在のネットは常時接続が主流となっているため、アップデートに関してはよほどのことが無い限り具体的な問題はないと思われます。
やはりここで問題になってくるのは、回線の通信速度にあると思われます。公式では2M以上が推奨速度とされていますが、あくまで最低基準値とで考えておくべきでしょう。
必要最低限の準備
- PS4
- モンスターハンターのソフト
- 電源
オンラインプレイ環境
- 上記に加えてネット環境
- 最低2M以上の回線速度
実際のプレイヤーの口コミ
オフラインでプレーする分にはネット環境は必要ありません。しかし、モンスターハンターが世界的大ヒットとなった要因はオンラインでのマルチプレイに他ありません。ネットワークを介したゲームプレイにはどうしてもネットの品質や環境が左右され、最低水準よりも余裕を持たせた環境が必須となります。
モンスターハンターをオンラインでプレーしている方々の実際の口コミを見ていきましょう。
オンラインプレーヤー達の口コミ



実際にモンスターハンターをオンラインでプレーしている方々は、回線環境によってプレーに影響が出ることを報告しています。ラグや遅延によるアクション動作のズレ、イベントでの報酬受け渡し時のエラーなど、状況によっては深刻な被害に遭われた方も見られます。


固定回線を利用している方、光回線で問題が無いという方も見られ、やはり安定性では有線接続が安定なのでしょう。その一方で、Wi-Fi接続でも快適にプレーできているという方も見られます。
回線速度以外にマシンスペックもチェック



モンスターハンターはゲームの容量がダウンロード版だと実に14GBを超える大容量です。アップデート時にはイベントの追加差分にもよりますが、時には500MBを超える容量が追加されます。容量が増えることでどのような影響が出るか?ゲームが快適になる以外に、実機への負担も増えていきます。
通信速度によるプレイヤーのアクションへの反応は当然ですが、回線処理は何によって行われているのか?HDDやメモリがデータ処理を行うことで命令が下されていますよね?高画質になるほどグラフィック処理に掛かるメモリ量も増えていき、データのアクセス処理にも時間が掛かっていきます。
プレイヤーの行動一つ一つに対するレスは回線速度が重要ですが、動きや表現の処理はグラフィック処理の比重が大きくなります。マシンパワーが足りない場合は処理が追い付かなくなり、実機のCPUの処理速度にも影響が出始めます。
PS4は初期と現行ではGPU性能に差がある
通信速度だけでなく、マシンパワーに寄るところが大きいのもオンラインゲームの特徴です。現行のPS4は出荷されるたびにスペックが異なり、初期ロットと現行では性能が違う場合があります。初期モデルのCUH-1000Aと現行ロットのCUH-7000ではCPUとメモリに大差はありません。しかし、GPUで見てみると1.84 TFLOPSと4.20 TFLOPSで大きな差があるのです。
GPUとは画像処理に必要なプロセッサ、性能です。本体のデータ処理性能では大差のない初期ロットと現行モデルですが、画像処理速度で大きな差が生まれているというのは見過ごせないポイントなのです。画面上にたくさんのデータ(表現)が増えれば増えるほど、画像処理にメモリを消費して処理落ち、データの送受信に必要なマシンパワーを使われるのです。
4K/HDR出力に対応している現行PS4と光デジタル出力端子のみの初期ロットでは、最新鋭の映像処理能力で大きな差が出てしまっているのです。
手元のPS4が11ac対応かどうかをチェック



無線接続でモンスタハンターをプレーしている方々の口コミでは、無線でのオンラインプレーに賛否両論の意見が見られます。これらの口コミの中であることに気づいたのですが、古い口コミほど無線プレーが不便だという声が多くなっています。比較的最近のものほど好意的な意見が見られ、何か原因があるのか少し調査してみました。
現行モデル CUH-7000 Pro系 | 初期ロット CUH-1000系 |
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 b/g/n |
2013年11月15日に発売されたPS4はこれまでに、スタンダードモデルがCUH-1000系~7100系までが発売されてきました。現行のProモデルは7000系になりますが、CUH-2000系の基本的な仕様を踏襲しつつ4K仕様に対応するなど画質の向上が図られています。また、無線LANはCUH-2000からIEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応しており、Wi-Fi機能にも差がハッキリと表れているのです。
2016年9月以降のCUH-2000系からは高速無線LAN規格の11acが対応しており、これを踏まえても初期とCUH-2000以降の無線でのオンラインマルチプレーに差が出てしまうのも理解できます。
初期ロットでも有線接続なら問題なし
11acに対応か非対応かの違いは無線規格に詳しくないと分かりづらいことです。規格が対応しているかどうかは無線接続時の通信速度の理論値が出せるかどうか、電波干渉などの影響を受けやすいか否かの差です。
たとえば、初期ロットのIEEE 802.11 b/g/nは周波数帯域が2.4GHz/5GHzで600Mbpsに対し、IEEE 802.11 b/g/n/acは6.93Gbpsまで可能です。実測値で7Gbpsを出せる無線は現在はありませんが、将来的には可能であるとされる数値です。つまり、いかにソフトが優れていようと実機の限界が決まっている以上は、それ以上の速度が出せないと言うことなのです。
無線接続で600Mbpsが限界とされている初期ロットですが、もちろんこれは理論値です。実際の数字はそれよりもずっと落ちることも想定しなくてはいけません。
無線では型番によって限界が見えてしまったPS4ですが、有線接続であれば何の問題もありません。現在無線でモンスターハンターを楽しんでいる方は有線接続に切り替えてみることをお勧めします。また、無線ルーターを利用している方は、使用している無線機の仕様を今一度確認してみてください。PS4と同様に無線LAN規格がどこまで対応しているのか、スペックなどの見直しで改善することも十分可能です。
オンラインプレーは高速通信で安定した光回線がお勧め



無線接続は場所を選ばプレーできるというメリットがありますが、遮蔽物や電波干渉などによる回線の不安定性などの問題と隣り合わせです。また、周波数帯によっては干渉を受けやすく速度が低下するものがあります。無線でプレーする際には、現在の家電などに使われている5GHz帯域に合わせたチャンネルに切り替えておくことが良いでしょう。
5GHzは安定した高速通信という電波干渉を受けにくいメリットがありますが、遮蔽物に弱く範囲が狭いという弱点があります。どうしても無線でプレーする場合、なるべく開けた場所でルーターに近い場所からプレーすることをお勧めします。
無線と有線でプレーできるソフトバンクAirもおすすめのネット
オンラインプレーで最適解なのは光回線ですが、工事ができない環境の方も中には居るはずです。そういう方にはソフトバンクAirなどもおすすめのネットになります。11acでの高速無線通信が可能で、提供エリアはほぼ全国をカバーしているので場所を問わず利用できるメリットがあります。
通信速度は最大でも350Mbpsで標準速度が261Mbpsと物足りなさは否めませんが、ソフトバンクAirは有線接続が2台まで可能と言う特長があります。状況に合わせて有線と無線を合わせることができ、工事不要で契約後の即日からネットに繋げられます。ソフトバンク光でも光BBユニットを利用すれば無線接続も可能で、IPv6対応です。
基本的に光回線がおすすめですが、工事ができない理由がある方は、ソフトバンクAirを使ってみることを考えてみてはどうでしょうか?
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