買い物をした時に代金からポイントが還元されるポイントカードをいくつか持っているという方は多いと思われます。
現金支払いやクレジットカード払いでもポイントが貯まり、買い物をすればするほどお得になるポイントプログラムと呼ばれるシステムです。ポイントプログラムは各社ごとの専用ポイントや提携会社で使えるものなど様々あります。
ネットの支払いでもポイントプログラムを取り扱っている企業は多く、ドコモのdポイントやソフトバンクのTポイントなどが有名です。どちらも便利なポイントプログラムですが、全ての店舗で使えるわけではありません。dポイントとTポイント、どちらかしか使えないケースだってあるのです。
この場合、どちらを優先的に貯めた方がお得なのかを徹底調査してみました。
Contents
dポイントとTポイントの徹底比較
買い物をすると貯まっていくポイントカードは、次回以降からは貯まったポイントで買い物ができる便利なサービスです。持っていなくても、ポイントカードを店員の方から勧められた経験がある方も多いのではないでしょうか。
様々なお店で発行されているポイントカードはそのお店でしか使えないものから、全国の店舗やサービスで使えるメジャーなものまで多種多様です。その中でも今回紹介するdポイントとTポイントはCMや広告などでも目にする機会が多いかと思われます。
この2つのポイントプログラムを詳細からメリット・デメリットを徹底比較していきます。
NTTドコモの「dポイント」
※画像は公式サイトより引用
dポイントとは、NTTドコモのClub DoCoMoとしてスタートした入会金・年会費無料のポイントプログラムです。以前はドコモポイントという名称でしたが、2015年12月1日から現在のdポイントの名前に変更されています。現在はdポイントはドコモ会員のみでなく、加盟している企業でも共通のポイントシステムとしても使えます。
dポイントの貯め方・使い方
dポイントは基本的にはドコモ回線やdポイント加盟店での支払いで貯まり、各種サービスで貯まったポイントを1ポイント=1円で現金の代わりとして支払いや商品の購入・交換ができます。
通常 | 100円=1ポイント |
dカードゴールド | 1,000円=10ポイント |
dカード mini | 200円=1ポイント |
通常は100円で1ポイントが付与され、後述のゴールドカードなら付与されるポイントが倍増します。dカードやiDカードの支払いでも貯めることができ、ショッピングや公共料金の支払いでも貯まります。ショッピング以外にもアプリやアンケートに答えることによって貯めることもでき、空いた時間を使ってポイント稼ぎをすることも可能です。
年会費やキャッシングの返済など一部は付与対象外
dポイントは基本的にはショッピングを対象としているため、カードの年会費やキャッシングの返済、電子マネーチャージなど一部の支払いにはdポイントが付与されません。あくまでショッピングを基準に考えておくと良いでしょう。
家族で使えるポイント共有グループ
獲得したdポイントはポイント共有グループを組むことでグループ同士がdポイントを共有することができます。ポイント共有グループはdポイントクラブ会員であれば誰でも組めるサービスで、ドコモサービス会員以外や支払いを別にしている家族同士でポイントを貯めたり使うことができます。
共有ポイントは契約者を「代表会員」とし、代表会員と「代表会員」で構成されたグループ内会員で利用できます。グループ内会員の上限である20会員までポイントを共有することが可能です。
子会員はNTTドコモのファミリー割引に準ずる三親等以内と定められており、子会員のグループ追加は1ヶ月で5会員までと決まっています。
dポイントが付与される時期
付与されたdポイントは即日使えるわけではありません。利用後の数日を置いてから付与されるようになります。店頭での買い物ならそれほど時期は掛かりませんが、商品の到着時期や支払い確定までの時間によっては数日かかる場合もあります。
ネットショッピングなど、売り上げ確定までに時間が掛かるサービスにはポイント進呈時期が遅れる可能性があります。
獲得数に応じた特典が貰える「ステージ」
プラチナ | ドコモ回線15年以上利用者 |
半年間の獲得数10,000ポイント以上 | |
フォース | ドコモ回線10年以上利用者 |
半年間の獲得数3,000ポイント以上 | |
サード | ドコモ回線8年以上利用者 |
半年間の獲得数1,800ポイント以上 | |
セカンド | ドコモ回線4年以上利用者 |
半年間の獲得数600ポイント以上 | |
ファースト | ドコモ回線4年未満利用者 |
半年間の獲得数600ポイント未満 |
ドコモではドコモ回線(ネット・携帯)の利用年数、もしくはdポイント獲得に応じたステージ制を設けています。5段階に分かれたステージごとにクーポンなどの優待特典が受けられます。ステージの適用期間は毎月更新され、利用年数とポイント獲得数は上位のステージで優先・適用されます。
dポイントクラブの入会方法
dポイントクラブの公式サイトから登録すれば誰でも入会費・年会費無料で会員になることが可能です。ドコモの回線サービスなら支払い時にポイントを貯めることができますし、加盟しているネットショップなら支払い方法をd払いにすればポイントが貯まっていきます。
※画像は公式サイトより引用
店頭での支払いの際に、加盟店で入会時に発行されたdポイントカードを提示すれば商品代金に合わせたdポイントが付与されます。dポイントクラブからはクレジット機能付きのdポイントカードも発行は可能で、ゴールドカード以外は無料で作れます。
dカードを再発行する場合には手数料が必要となる場合がありますが、dカードゴールドは無料で再発行が可能です。
dポイントカード | 永年無料 |
dカード クレジット・電子マネー機能付き | 年会費初年度無料 ※一度も支払いが無い場合は2年目以降1,250円 |
dカードゴールド クレジット・電子マネー機能付き ドコモの支払いでポイント10%増 | 年会費1万円 |
スマホアプリにも対応しており、ポイントの管理からアンケートやクーポンなどお得な情報で更にポイントを貯めることができます。
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dポイントの有効期限
通常 | 48ヶ月 |
期間・用途限定 | 獲得サービスによる |
dポイントには2種類の期限があり、通常はポイント獲得から換算して48ヶ月間が有効期限です。期間限定のキャンペーンなどで獲得したdポイントは使用期間が設定されている場合もあり、有効期限はサービスによって異なります。dポイントの中には使えるサービスが決まった用途限定もあるので、獲得時にはdポイント明細の確認を行いましょう。
貯まっているポイントは期間限定ポイントが優先されて使われるので、貯めていた分が使いきれなくて失効といった恐れはほとんどありません。
dポイントの加盟店
dポイント加盟店はコンビニ、スーパー、デパート、ファーストフード店などの店舗から、チェーン店やネットサービス、ガソリンスタンドからETCサービスまで全国で45万店舗以上と言われています。
ドコモ系列の「d」が付く店舗はもちろん、Pontaポイントとの相互交換も可能です。
Yahoo!と提携している「Tポイント」
※画像は公式サイトより引用
TポイントはレンタルビデオでおなじみのTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が提供するポイントプログラムです。当時はレンタルビデオ会員を対象にポイント付与が行われていましたが、現在は皆さんもご存知のように全国的なポイントサービスとして利用されています。
2013年6月4日からYahoo!JAPANで取り扱う独自のポイントをTポイントに移行させることにより、Yahoo!やソフトバンクのサービス内でのTポイントの利用を拡大させました。
Tポイントの貯め方・使い方
基本的なTポイントの貯め方は、従来のポイントサービスと同じように支払いごとに設定されているポイントが付与されます。TSUTAYAやYahoo!コンテンツ、提携先の店舗での支払い、アンケートやクーポン、イベントの参加や資料請求などでもポイントを貯められます。
TSUTAYA | 100円~200円=1ポイント |
コンビニ | 200円=1ポイント |
スーパー | 100円=1ポイント |
YJカード | 100円=1ポイント |
Tポイントは200円=1ポイントの付与が標準ですが、店舗やサービスによって付与されるポイントが異なります。Tポイントはクレジット機能付きのTポイントカードも発行されており、Yahoo!やソフトバンクの支払いをYJカードで支払うと毎月のポイントが若干お得になります。
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Tポイントが付与される時期
Tポイントは取り扱い店舗によって付与されるタイミングが異なります。精算が完了された時期、商品購入から発送完了までの時期などサービスごとによってTポイントが貯まるタイミングは変わってきます。
クレジット支払いなど、購入から支払いまでタイミングが異なるサービスはタイミングが一律同じという訳ではないので、各サービスごとの付与タイミングについての注意書きなどを参照しましょう。
アンケートなど期間限定特別ポイントなどは条件をクリアする必要があるため、サービスが指定した時期や条件を満たさないとポイントは付与されません。
Tポイントの入会方法
Tポイントカード | 永年無料 |
Tカード プラス クレジット・TSUTAYAレンタル機能付き | 年会費初年度無料 利用登録手続き、更新手続き不要 提携先100円=1ポイント 加盟店200円=1ポイント TSUTAYAは付与3倍 |
YJカード クレジット・電子マネー機能付き ドコモの支払いでポイント10%増 | 永年無料 提携先100円=1ポイント 加盟店200円=1ポイント Yahoo!は付与3倍 |
※画像は公式サイトより引用
TポイントはTSUTAYAを始め、提携先の店頭ではカードを即日発行されています。Tポイントカードは提携先によってデザインや付与される機能が様々あり、ファミマTカードなどはデビット付きのクレジットカードなども用意されています。基本永年無料のサービスなので、普段使う店舗やサービスに合わせて発行すれば毎日の買い物をお得にできます。
紛失や破損などの場合でも店頭で即日再発行が可能です。以前のカードのポイントやランクはWEBで引継ぎ手続きが必要となるので、忘れずに行っておきましょう。Tポイントカードは機能付きのものによっては発行した場所によって再発行手数料や時期が異なります。手続きがサービスごとに異なるので、再発行の際には発行した店舗で問い合わせましょう。
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Tポイントアプリも配信されており、ポイント管理から有効期限、アンケートやクーポンなどでポイントを貯めることが可能です。
Tポイントの有効期限
通常 | 1年間 |
期間限定ポイント | サービスごとに異なる |
Tポイントの有効期限は最後に付与された日から1年間を基準としており、新たに変動があった場合には更に1年間が更新されます。毎月のネットやスマホの支払いをYJカードなど、クレジット支払いを行っていれば毎月更新されるので半永久的にポイントは維持されます。
期間限定ポイントは提供しているサービスごとに期限が異なっており、使用期限が近づくとメールで期限を伝えてくれます。期間限定ポイントは比較的早い時期での失効になるケースが多々あります。ポイント使用の際には限定ポイントが優先的に使われていくのでポイントは早めに使っていきましょう。
Tポイントの加盟店
Tポイントの加盟店は全国で182社827,702店舗とされています。TSUTAYA系列やソフトバンク、Yahoo!のコンテンツからファミリーマート、東武ストアなどフランチャイズチェーン店にも対応しています。
※画像は公式サイトより引用
数が多すぎて全ては紹介しきれませんが、上の図のようなマークの付いたお店ではTポイントが使えます。航空会社のJALやANA、ETCなどあらゆるサービスにも対応しているので、Tポイントカードを1枚持っておくとポイントを貯める機会は増えます。
また、航空会社以外にもガソリンスタンドやりそな銀行など、Yahoo!JAPANも含めたポイント交換ができるのもメリットの一つです。
dポイントとTポイントはどちらがお得?
ドコモのdポイントとソフトバンク(Yahoo!)のTポイントは共存することができないポイントサービスです。両方持つことは可能ですが、一方のポイントに集中させるとしたらどちらがお得なのか?考えたことがある方も居るのではないでしょうか。
ドコモとソフトバンクの携帯電話やネットを使っているユーザーなら、対応しているポイントの方が貯まりやすいのは言うまでもありません。しかし、普段使いとなれば対応しているお店が多い方が貯める機会は多くなります。
加盟店数 | ポイント交換 | |
dポイント | 会員数約6,,560万 約3万4100店舗 | Pontaカード |
Tポイント | 182社 827,702店舗 | 40社以上 |
dポイントは2018年6月現在ではPontaカードのみポイント交換に対応しており、双方のサービスでポイント交換が可能です。
一方のTポイントはTカード自体の提携会社以外にYahoo!JAPANやTサイトの提携会社にも対応しており、加盟店数を含めても使えるサービスがdポイントと比べても圧倒的に桁が違います。
1枚にまとめられるTポイントが便利でお得
利用できる企業が多いと言うことはポイントを貯める機会も多く、カードを複数持たずに1枚にまとめて整理しやすいということでもあります。
カード/機能 | クレジット | 電子マネー | プリペイド | デビット | ローンカード |
dポイント | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
Tポイント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ポイントカード機能で比べてみても、Tポイントはdポイントよりも使える機能が多いのも特徴です。
Tポイントカードは1枚作っておくと便利
今回の比較で感じられたことは、dポイントはドコモのサービスに特化しており、逆にTポイントは全国共通で使える万能型のポイントシステムです。
ドコモ光やドコモ携帯を利用されている方はdポイントのメリットも多いですが、提携企業がTポイントに比べて少ないのが難点です。dポイントも徐々に提携企業が増えていますが、貯めたポイントが全国の様々なお店で使えるTポイントの方がメリットが大きいでしょう。
Tポイントはソフトバンク光を始めとしたネットやソフトバンクスマホ、ワイモバイルでも貯めることができ、ソフトバンクユーザーならTポイントカード一枚持てばほとんどの場合で事足りてしまいます。
ドコモユーザーならdポイントはネットや携帯の支払いに回し、普段の買い物はTポイントといった使い分けもおすすめです。Tポイントカードのメリットを活かすのであれば、どちらのユーザーでもTポイントカードは1枚作っておいた方が損はしないでしょう。
ネットや携帯の支払いはクレジット支払いの方がTポイントの還元率も高く、初回入会特典で高ポイント獲得チャンスのあるYJカードを作っておくことをおすすめします。
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