現在の国内インターネットの主流となっている「光コラボ」にもソフトバンクは参入しており、ソフトバンク光とスマホの同時契約でスマホ代が安くなる「おうち割」を利用している方も多いと思われます。
おうち割だけでなく、ソフトバンクはYahoo!JAPANの親会社でもあるため、ソフトバンク光に加入しているとYahoo!やネット上の様々なコンテンツでソフトバンクだけの特典を受けられるのも魅力です。
メリットばかりがクローズアップされているソフトバンク光ですが、「もしかしたら大きなデメリットもあるのでは?」と逆に不安になる方もいるのではないでしょうか。
今回はソフトバンクユーザー目線でソフトバンク光のデメリットについて徹底解説します。
Contents
ユーザー目線で見るソフトバンク光の「デメリット」
ソフトバンクと言えば、CMでおなじみの人気キャラクターやプロ野球チームなどでも知られている大企業です。国内スマホキャリアのユーザーも多く、自分の身の回りを見渡してみるとソフトバンクに関連するものがそこかしこに見られるはずです。
ソフトバンク会員ならTポイントボーナスや割引クーポン、Yahoo!ショッピング、LOHACO、GYAO!、NetflixなどのECサイトから動画視聴コンテンツまで様々な場所でソフトバンクユーザーだけの優待特典が受けられます。
これだけメリットがあるとデメリットの方が大きいのではないかと、ちょっとだけ不安になったりしますよね?
ソフトバンクユーザーの筆者が改めてソフトバンク光のデメリットに感じる部分を徹底的に考察しました。
ソフトバンクユーザー以外にはデメリットが多い
現在ソフトバンクユーザー歴2年の筆者が思うに、率直に言うとデメリットは全く感じられません。こう言ってしまうと身も蓋もありませんが、パッと思いつくデメリットが見当たらないのです。
筆者自身がそこまで使いこなしている訳ではないので、見落としているデメリットがあるのかもしれませんが、ネットとスマホを使うだけなら全く不便を感じさせません。これはISDN~テレホーダイ~ADSL~フレッツ光と各年代ごとのネット遍歴を辿ってきて色々なプロバイダを利用してきた純粋な意見としてです。
細かい部分を探せばデメリットと言えるものにはなるかもしれませんが、正直言って言いがかりレベルになってしまうので言い出したらキリがありません。むしろ、そうなるとデメリットのないネットがこの世からなくなります。
これだけでは説明が終わってしまうので、筆者個人の意見以外にもソフトバンクユーザーが感じるデメリットについて次からまとめてみます。
他社と比較した場合のソフトバンク光のデメリット
ソフトバンク光のデメリット要素
工事費用が高い | ソフトバンク光の場合 住居タイプにかかわらず24,000円 |
フレッツ光の場合 ・戸建:18,000円 ・マンション:15,000円 | |
月額料金に割引が無い | ソフトバンク光の場合 永年基本料金に変動なし |
フレッツ光の場合 長期割引(2ねん割)あり | |
契約プランが分かりづらい | ソフトバンク光の場合 必須と任意を誤認しやすい |
スマート光の場合 無駄を一切省いたシンプルプラン | |
無駄なオプションが多い | ソフトバンク光の場合 個人的意見 |
スマート光の場合 余計なオプションが全くない | |
公式特典が乏しい | ソフトバンク光の場合 個人的意見 |
ビッグローブ光の場合 キャッシュバックあり | |
ソフトバンクのセット必須 | ソフトバンクでまとめないと高額になりやすい |
ソフトバンク光のデメリットを一部のネットを例に比較して考えた結論がこちらです。簡潔に説明すると「高い」「分かりにくい」の2つが浮かび上がります。しかし、これらのデメリットは考え方や使い方次第で気にならなくなってしまうのです。
デメリットは使い方次第でカバーできる
初期費用の24,000円は確かに高額ですが、転用時なら工事費無料で申し込めるし、代理店から申し込めばキャッシュバックで工事費用を相殺することが可能です。他社からの乗り換えならあんしん乗り換えキャンペーンで他社の違約金もソフトバンク光の工事費用も負担してもらえるので、全くデメリットが無くなります。
月額料金には割引はありませんが、なくても割引適用時のフレッツ光や他社のネットとほぼ同等と考えれば、むしろ安い方とすら思えます。月額支払いをYJカードやウォレット支払いにすればポイントが貯まり、貯まったポイントを支払いに回せば実質割引と変わりありません。
ソフトバンク光の公式特典は確かに乏しいですが、代わりに代理店特典は豪華なものが多く、しかも公式特典も利用できるというおまけつきです。申し込み窓口は公式だけではないので、ネットの代理店を利用すればキャッシュバックをもらうことだって可能です。
契約プランが分かりづらいという点だけは筆者もフォローが難しく、これは説明をよく読んでも誤認しやすいのが難点です。有料オプションを多数つけてくる悪質な代理店が多いのもこの点を利用しているのが一因でもあると考えます。
回避方法としては規約の※印などの注意事項までよく読み、契約内容を隅々まで読むクセをつける以外にはないでしょう。ある意味「初心者殺し」とも言える問題です。
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ソフトバンク光のあんしん乗り換えキャンペーンの仕組みとは?
ソフトバンクの公式サイトでは、新たにソフトバンク光かソフトバンクエアーを申し込むと、乗り換え時に発生した他社回線サービスへの違約金や撤去工事費を満額還元する「あんしん乗り換えキャンペーン」を実施してい ...
ソフトバンク光のデメリット(ソフトバンクユーザー以外)
ソフトバンクユーザーでもデメリットと感じる部分は少なからずありますが、大抵は工夫次第でいくらでもカバーできる問題です。それはあくまで「ソフトバンクユーザー」という話であって、ソフトバンクユーザー以外が使っていたらどんなデメリットが発生するかも考えるべきでしょう。
筆者がネットとスマホをソフトバンクでまとめる前に感じたデメリットについて、体験談を元に詳しく解説します。
セット割・パック料金がないと本当に高い
ソフトバンクユーザーになる前に感じたことは「月額料金が高い」という点です。初めて乗り換えた時の2ヶ月目以降の請求金額を見た時は本当に驚きました。「月額料金3,800円のはずがなんで6,000円以上も取られるんだ」と目を疑ったほどです。
おうち割適用時 | 光BBユニット + Wi-Fiマルチパック |
パック料金500円 | |
非おうち割 | 光BBユニット + Wi-Fiマルチパック (467円/月)+(990円/月) |
合計1,457円 | |
月額料金一例 | 3,800円+1,457円=5,257円 |
ソフトバンク光では光BBユニットは任意のオプションですが、ルーターを用意できない場合にはレンタルしておく必要があります。光BBユニットはWi-Fiマルチパックとセット契約が必須の有料オプションのため、必然的に2つ分の利用料金が取られます。
通常なら約1,500円も取られる高額なオプションセットですが、おうち割を利用していれば500円のパック料金で利用できるようになります。つまり、この仕様を理解していなかったために、なんで月額料金がここまで高くなったのかを理解できなかったのです。
まだ手持ちの携帯が他社キャリアだった時、ソフトバンク光に感じた「料金が高い」という理由はこれです。あと、光BBユニットとWi-Fiマルチパックの仕様についても認識不足だったのが原因です。
「料金が高い」「分かりづらい」、この2つがソフトバンク光に乗り換えた当時に受けた洗礼でした。
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ソフトバンク光への乗り換えはお得?乗り換え体験レポート記事
フレッツ光から光コラボへの乗り換えを考えている方は、何を基準に選んでいるでしょうか?料金が安い、昔から使っているプロバイダだから、スマホの割引が利くから。自分だけの様々な理由があると思われます。 新規 ...
ソフトバンク以外だと通話料が高くなる
ソフトバンク光のサービスには月額無料の固定電話「BBフォン」が用意されています。フレッツ光から転用当時、NTTのひかり電話を使っていたので、固定電話の月額料金も少しだけ気になっていました。
そこでBBフォンに切り替えたところ、月額料金は確かに抑えられましたが、通話料金は変わってない、いや、むしろ高くなっているじゃありませんか。
BBフォン | 月額料金:無料 国内通話料:8円/3分 携帯通話料:20円/1分 ※ソフトバンク同士なら無料 ※ホワイトコール24で携帯→固定電話からも無料 |
光電話(N) | 月額料金:500円 ホームゲートウェイ:450円/月 国内:8円/3分 携帯:16円/1分~ ※ソフトバンク携帯には17.5円/1分~ |
乗り換え当時は光電話(N)だったので月額500円を支払っていました。後にBBフォンが月額無料と知って切り替えたのは良いのですが、当時の携帯がソフトバンクではなかったので通話無料の恩恵を受けることができず、光電話(N)よりも4円高いBBフォンの通話料がのしかかってしまいました。
マンションタイプ+光BBユニット + Wi-Fiマルチパック+光電話(N)+ホームゲートウェイ (3,800円/月)+(467円/月)+(990円/月)+(500円/月)+(450円/月) |
3,800円+1,457円+950円=6,207円 |
仕事の都合上、どうしても携帯を使う割合が高く、かえって高くなってしまったという本末転倒な状況を招いてしまいました。固定電話は待ち受けのみならBBフォンで問題ないのですが、電話を使う機会が多い方にはソフトバンク同士以外では費用がかさむ危険性があります。
ホワイトコール24があれば携帯から固定電話への通話も無料となるため、ますますもってソフトバンクユーザー以外には厳しい仕様ということを身をもって知ることとなりました。
月額料金一例 | マンションタイプ+光BBユニット + Wi-Fiマルチパック+BBフォン (3,800円/月)+(467円/月)+(990円/月) |
3,800円+1,457円=5,257円(+通話料) |
BBフォンに変えた後は光電話(N)とホームゲートウェイの月額料金分は安くなりましたが、代わりに通話料が増えました。ソフトバンクスマホに乗り換えるまでの間、月の通話料を950円以内に抑えることを当面意識することとなったのです。
有料オプションのほとんどはどちらにもメリットが少ない
これは個人的な感想ですが、ソフトバンク以前のキャリアを利用していた当時はオプション加入の勧誘がやたら多かった気がします。恐らくはスマホ乗り換え推進の一環だったのでしょうが、ネットとスマホをソフトバンクに統一してからはピタリと止みました。
当時の自分でも流石にオプションの利用料金は調べていたので、契約してメリットがあるか無いかくらいは認識していました。とにかくソフトバンク光はオプションが多く、どれも必須に至らないものが多いという印象を受けます。
光BBユニット+Wi-Fiマルチパックのようにソフトバンクユーザーだからといって特典があるわけでもなく、利用料金が増えれば貯まるTポイントの数が増える程度しかメリットが無いので当然スルーです。
枕詞に「便利」という言葉が付きますが、不要な方には「あっても使わない」が正解だと思います。
あっても無くても良いオプションをデメリットとして挙げるのは無理がありますが、初心者の方ほどオプションの数に惑わされるのではないかとも思います。
ソフトバンクならデメリットをメリットに変えられる
光コラボは様々な企業が参入していますが、いずれも会社独自のサービスで特徴を出して差別化を図っています。言うなればこれもソフトバンク光の個性と言えなくもありません。
デメリットほど目につきやすいものですが、ネットとスマホをソフトバンクでまとめればデメリットはほとんど気にならなくなるのもソフトバンク光というネットの個性と言うべきでしょう。
おうち割光セットスタートキャンペーンのすすめ
※画像は公式サイトより引用
ソフトバンクでは2018年3月1日より「おうち割光セットスタートキャンペーン」をリニューアルした「おうち割光セットスタートキャンペーン」が開始されました。他社の携帯電話からソフトバンクに乗り換えた方を対象に、他社で発生した携帯電話の違約金を毎月の携帯代から割引されるキャンペーンです。
docomo、au、UQモバイルの2年契約解除料金 | 最大10ヶ月の合計9,500円割引 |
上記対象の他社携帯の契約プランからソフトバンクに乗り換えておうち割に加入し、契約解除料の証明書を用意するだけで違約金相当の割引が10ヶ月間スマホ代に適用されます。名称が変更になったことでキャンペーン内容もより、分かりやすくなったことも地味にポイントです。
![]() ![]() 現在のソフトバンク光利用料金 |
![]() ![]() ソフトバンクスマホの利用料金 |
スマホのキャンペーンを利用した結果、ソフトバンクに乗り換えた現在のネットとスマホの毎月の支払は上記のようになります。
ネット代は利用料と光BBセットパックとユニバーサルサービス料を足して約4,700円となり、スマホ代に至っては、今は亡きスマホデビュー割を使っているので以前の光BBユニット+Wi-Fiマルチパックの料金よりも安いのです。
しかもスマホデビュー割は提供終了後も次の機種変更まで適用されるので、その気になれば半永久的にこの金額です。
他社ユーザーにとってはデメリットが目立つソフトバンク光ですが、一度ユーザーになってしまえば快適すぎて当分の間は乗り換えは考えられません。
デメリットをメリットに変えることは十分可能ですので、デメリット要素は早急に排除してソフトバンク光のメリットを十分に活かせる環境を整えてしまいましょう。
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