月額料金が高いとされる大手キャリアのスマホに比べ、手頃な料金でキャリア回線が使える格安スマホ。キャリア会社で取り扱う回線にスマホ端末が格安で購入でき、自分の用途に合わせて通話とデータ通信のプランをカスタマイズできるのも格安スマホの魅力です。
低料金でキャリア回線や端末が使える格安スマホですが、事業者によっては取り扱っている回線が異なり、必ずしも使いたい格安スマホで希望のキャリア回線と契約できるという訳ではありません。
しかし、ケイ・オプティコムが運営する格安スマホの「mineo」がソフトバンク回線の提供を発表し、mineoでの国内3キャリアが使えるようになることが決定しました。
今回はmineoの新プラン「ソフトバンク回線」について徹底紹介します。
Contents
「ソフトバンク回線プラン」2018年9月4日開始
※画像は公式サイトより引用
eo光で知られるケイ・オプティコムが運営する「mineo」では、au回線でのMVNOから始まり、2015年9月にドコモ回線が加入しました。これまで国内キャリア2社までが揃った状態でしたが、2018年9月4日にソフトバンク回線「Sプラン」の提供開始を発表したことにより、国内3キャリア制覇を達成しました。
9月からのSプラン開始に合わせ、8月中に実施されているキャンペーンや料金プランなどを詳しく解説します。
Sプランの基本料金表
Sプラン料金表(料金は月額税抜) | ||||||
500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB | |
データ通信 | 790円 | 990円 | 1,670円 | 2,610円 | 4,070円 | 5,990円 |
音声 | 960円 | |||||
SMS | 180円 (データ通信+音声通話で無料) |
オプション(料金は月額税抜) | |
mineoでんわ10分かけ放題 | 850円 国内通話10分以内無料 |
mineoでんわ | 国内通話料10円(税込)/30秒 |
通話定額30 | 840円 月間最大30分間の国内通話が定額 |
通話定額60 | 1,680円 月間最大60分間の国内通話が定額 |
上の表は9月4日9:00から開始されるソフトバンク回線「Sプラン」の基本の料金表です。Sプランはデータ通信と音声通話を用途に合わせて個別で契約することができ、必要であればオプションでメールやSMSを追加することが可能です。その他にもウイルス対策の「安心パック」や音楽聴き放題の定額サービス「レコチョクプラン」などが用意されています。
mineoではデータ通信のみの契約を「シングルタイプ」、データ通信+音声通話を「デュアルタイプ」として提供されており、デュアルタイプはSMSの利用料が無料になるなど、キャリアのような使い方ができます。
以前まであった1GBプランはauやドコモのコースでも既に新規受付を停止しており、Sプランでも採用されていません。最低データ容量はau、ドコモ、ソフトバンク一律500MBからスタートとなりました。
デュアルタイプ限定 2つのキャンペーン
mineoではソフトバンク回線の提供開始により、3キャリアを制覇したことで現在2つのキャンペーンを実施中です。
いずれもSプランとの併用が可能となり、同時に適用することでソフトバンク回線を更に快適に利用することが可能です。
祝 トリプルキャリア!3つそろって333キャンペーン
※画像は公式サイトより引用
今回ソフトバンク回線プランが加わったことにより、マルチキャリア達成を記念して「祝 トリプルキャリア!3つそろって333キャンペーン」が2018年7月24日から11月6日まで実施されています。
こちらのキャンペーンはau、ドコモ、ソフトバンクのいずれかの回線プランにデュアルタイプで新規申し込みされた方を対象に、月額料金から1,417円が6ヶ月間割引されます。
後述の先行予約キャンペーンとは併用が可能で、2つのキャンペーンを合わせてSプランに加入すれば半年間無料でソフトバンク回線が使い放題となるお得なキャンペーンです。
ソフトバンク回線プラン 先行予約キャンペーン
ソフトバンク回線プランの開始に向け、mineoではSプランの先行予約キャンペーンを2018年の8月31日17:00まで実施しています。こちらはSプランにデュアルタイプで新規で申し込み予約をされると、月額料金から最大6ヶ月間333円(税抜)が割引されます。
先行予約キャンペーンは、前述の3大キャリア制覇を記念した「祝 トリプルキャリア!3つそろって333キャンペーン」との併用が可能で、2つを併用すれば6ヶ月間1,750円割引となってデュアルタイプ500MBプランなら半年間無料で使えるソフトバンクユーザーにお得なキャンペーンです。
2大キャンペーンを合わせて500MBコースが半年間無料
キャンペーン適用条件
祝 トリプルキャリア!3つそろって333キャンペーン
・Aプラン、Dプラン、Sプランのいずれかとデュアルタイプの新規申し込み
・2018年11月6日まで
・適用で6ヶ月間スマホ代が1,417円割引
ソフトバンク回線プランスタート記念!先行予約キャンペーン
・Sプラン デュアルタイプの新規(予約)申し込み
・2018年8月31日17:00まで
・適用で6ヶ月間スマホ代が333円割引
2つのキャンペーンを合わせて1,750円割引=500MBコース(1,750円)が6ヶ月間無料
333キャンペーンと先行予約キャンペーンの割引料金が、なぜか中途半端なことに違和感を感じた方も多いと思われますが、2つの割引を組み合わせると丁度Sプラン500MBコースの料金となり、キャンペーン適用で無料となる仕組みだったのです。
3つの回線プランとの比較
mineoではau回線から始まり、ドコモ、そして今回のソフトバンクと取り扱う回線を増やしてきました。これまで対応しているキャリアのMVNOを選んでいた方には、マルチキャリアは乗り換えや回線ごとの料金比較がしやすくなると予想します。
そこで新規参入するソフトバンク回線プランとau、ドコモの回線プランを比較してみました。
Sプランは他のプランよりも割高
プラン別料金表(料金は月額税抜) | ||||||||
500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB | 音声 | SMS | |
au (Aプラン) | 700円 | 900円 | 1,580円 | 2,520円 | 3,980円 | 5,900円 | 610円 | 無料 |
ドコモ (Dプラン) | 700円 | 120円 | ||||||
SB (Sプラン) | 790円 | 990円 | 1,670円 | 2,610円 | 4,070円 | 5,990円 | 960円 | 180円 |
AプランとDプランはいずれも同じ料金ですが、後発となるソフトバンクはデータ通信のコースが90円割高となります。その他、Aコースは音声通話プランが一番安く、SMSが無料と優遇されています。これは運営するケイ・オプティコムがauを筆頭株主とするPNJグループであることも起因していることが窺えます。
こうして比較してみると最低料金は確かに安く、デュアルタイプでも2,000円もしない料金は魅力に感じられ、WiFiを使えばデータ通信プランが500MBでもなんら不便を感じさせないリーズナブルな価格設定として受け止められます。
しかし、ソフトバンクで限ってみれば、ワイモバイルという9月から更にお得になる「格安なスマホ」と比較せずにはいられなくなります。
ワイモバイルとSプランの比較
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL | |
ワイモバイル | 3GB | 9GB | 21GB |
2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | |
ワンキュッパ割適用時:1年間1,000円割引 | |||
おうち割適用時 | |||
500円割引 | 700円割引 | 1,000円割引 |
500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 20GB | 30GB | 音声 | SMS | |
ソフトバンク (Sプラン) | 790円 | 990円 | 1,670円 | 2,610円 | 4,070円 | 5,990円 | 960円 | 180円 |
ワイモバイルはソフトバンク光とソフトバンクAirで提供されているおうち割の対象回線です。更に、ワイモバイルではmineoでのデュアルタイプが基本サービスとなっており、ネットと通話がコミでの低価格と新規特典の割引プランが用意されている特殊なMNOです。
ワイモバイルは9月より従来の低価格を維持しながら、データ容量増量キャンペーンが予定されています。対して、mineoのSプランで3GBの容量を契約した場合には、基本料金こそワイモバイルよりもかろうじて料金は安いですが、ワイモバイルが割引をフルに使った場合では太刀打ちできなくなってしまいます。
最大データ容量は30GBまで使えるmineoのSプランですが、ワイモバイルでは業界最多のYahoo!のWiFiスポットが無料で使えるようになるだけでなく、Yahoo!プレミアム特典も使い放題というメリットが含まれます。
ネットと同時に使うにはおうち割などのセット割が無いMVNOと比べ、MNOでありながらMVNO並みの料金を実現しているワイモバイルと比較すると、どうしても待遇面で譲らざるを得ない印象が強く感じられます。
サービスにこだわるならソフトバンクがお得
mineoのSプランは低価格でソフトバンク回線が使えるというメリットがあり、キャリアスマホ並みの通話音質とデータ容量が使えるという最大の特徴があります。
しかし、サービス開始の時期がワイモバイルのデータ容量増量キャンペーンと重なってしまい、しかもネットと合わせれば永続割引やフリーWiFiが無料で使えるという色々とタイミングが悪すぎるプランという印象を受けます。
また、ソフトバンクでは新規申し込み者や機種変更を対象とした、低価格プランの正真正銘キャリアスマホのおてがるプランも用意されている現状です。更に、60歳以上なら通話無料のかんたんスマホまである状況です。
ソフトバンクのデータ定額 | ||
おてがるプラン | 1GBまで | 1,480円/月 |
2GBまで | 2,480円/月 | |
3GBまで | 3,480円/月 | |
1年間1,000円加入割引(初めてスマホを持つ方は次の機種変更まで) | ||
データ定額ミニ 1GB | 2,900円/月 | |
データ定額ミニ 2GB | 3,500円/月 | |
データ定額 5GB | 5,000円/月 | |
データ定額 20GB | 6,000円/月 | |
データ定額 50GB | 7,000円/月 |
mineoのSプランは決して悪い料金プランではないのですが、正直に言ってしまえば本当にタイミングが遅かった・悪すぎたとしか言いようがありません。ソフトバンク回線に拘り、ネットも使うのであればソフトバンクキャリアはもちろん、ワイモバイルと契約した方が長期的に見てお得であると言わざるを得ません。
安さを追求するなら@スマート光
格安スマホのシンプルな安さを求めるのであれば、mineoのSプランでも十分ですが、ネットも使うのであればソフトバンクのネットを選ぶことが最善だと考えます。
スマホ料金の安さだけを求め、ネットも安いに越したことがないというのであれば、契約プランも最低限のネット利用で低価格に特化した@スマート光を使うのがベストではないかと思われます。
住居タイプ | 事務手数料 | 工事費用 | 月額料金 |
ホーム | 3,000円 | 工事費無料キャンペーン実施中! | 4,300円 |
マンション | 工事費無料キャンペーン実施中! | 3,300円 |
光コラボにとどまらず、業界最安値の光回線である@スマート光は最低利用期間2年間のみで、25ヶ月目以降はいつ解約しても違約金が発生しない低価格且つ、お手軽な光回線です。無線LAN対応・IPv6対応のオプションサービスも提供しており、スマホメインで時々ネットと言う方には最適のネットです。
mineoのSプランと2年目以降は解約金なしの@スマート光で様子を見つつ、ソフトバンクキャリアへの乗り換えを決心したらネットもソフトバンク光に本格的に変えてみてはどうでしょうか?ソフトバンクはあんしん乗り換えキャンペーンで最大10万円まで違約金を負担してくれるので、違約金が発生してもスムーズな乗り換えが可能です。
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