キャリアの携帯電話回線を格安で使える格安スマホ。最近では1つのMVNO事業者から複数のキャリア回線が使える「マルチキャリア」で提供している会社も増えてきており、国内3キャリアを取り扱う「mineo」のようなMVNOも登場しました。
LINEを運営しているLINE株式会社でも「LINEモバイル」という格安スマホを提供しており、これまでドコモ回線のみだったLINEモバイルでも2018年7月2日よりソフトバンク回線の提供が開始されました。
今回はLINEモバイルのソフトバンク回線について徹底紹介します。
Contents
従来の料金プランと変わらない「ソフトバンク回線」
※画像は公式サイトより引用
コミュニケーションツールのLINEとシンプルな料金プランが連動した格安スマホ「LINEモバイル」では、2018年7月2日からソフトバンク回線の提供を開始しました。これまでLINEモバイルはドコモ回線のみを提供しており、3種類の料金プランにデータ通信量がカウントされない「データフリー(旧カウントフリー)」サービスといった使いやすさが人気です。
今回はソフトバンク回線でできること、料金プランについて紹介します。
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従来と同じ使い方ができる料金プラン
LINEモバイルでは「LINEフリー」「コミュニケーションフリー」「MUSIC+プラン」の3種類の料金プランが基本サービスとして用意されており、それぞれのプランにはデータ通信量が掛からない「データフリー」が付属されています。
料金プランはLINE、SNS、LINE MUSICの使い方にそれぞれ特化した特徴があり、各種料金プランにはオプションサービスを追加することで自分のライフスタイルに合ったカスタマイズが可能です。
いずれもドコモ回線とソフトバンク回線のどちらの回線にも共通している料金プランなので、これまでのLINEモバイルユーザーが回線を乗り換えても違和感なく使えます。
LINEフリープラン
月額料金 | ||||
容量 | データSIM | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM | |
LINEフリープラン | 1GB | 500円 | 620円 | 1,200円 |
データフリー対象サービス
- トーク機能(LINE LIVE機能は対象外)
- タイムライン機能
- ニュース機能
- アカウント設定
- スタンプ・着せ替えのダウンロード
- 友達一覧の表示・追加
- その他画面の表示
「LINEフリープラン」は最もLINEモバイルに特化した料金プランです。データ容量は1GBまでと決して多くはないものの、LINEに関するデータ通信量が一部を除いてカウントされません。
コミュニケーションフリープラン
月額料金 | |||
容量 | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM | |
コミュニケーションフリープラン | 3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,220円 | |
7GB | 2,300円 | 2,880円 | |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
データフリー対象サービス
- Twitter(Periscopeは対象外)
- Facebook(Facebook LiveとMessengerは対象外)
「コミュニケーションフリープラン」はスタンダードなスマホの料金プランに加え、FBなどのSNSの利用に特化したデータフリーが付属されたプランです。データ容量も最大10GBまで使えるので、自分のライフスタイルに合わせたプランが選べます。
MUSIC+プラン
月額料金 | |||
容量 | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM | |
MUSIC+プラン | 3GB | 1,810円 | 2,390円 |
5GB | 2,140円 | 2,720円 | |
7GB | 2,700円 | 3,280円 | |
10GB | 2,940円 | 3,520円 |
データフリー対象サービス
- LINE MUSIC内の音楽・音声の再生含む
- 楽曲ダウンロード含む
「MUSIC+プラン」はデータ定額制に加え、LINE MUSIC内でのデータ通信がカウントされない料金プランです。ファイルによっては容量の大きなデータ通信が発生する音楽サービスを楽しみたい方に、ストレスフリーで楽しめるサービスです。
コミュニケーションフリープランより割高となっており、データフリーはLINE MUSICで発生するデータ通信が対象なので、LINE MUSICの音楽ファイルが無料になる訳ではありません。
オプションサービス
月額料金 | |
10分電話かけ放題オプション | 880円 |
通話アプリ「いつでも電話」で10分以内の通話無料 ※10分超過分:10円/30秒 | |
![]() ![]() 開発元:LINE MOBILE Corporation無料 posted withアプリーチ ![]() ![]() ![]() | |
端末保証オプション | ・LINEモバイルで端末を購入:450円 ・別で端末を用意した場合:500円 |
落下や水没などによる端末の交換または修理の保証サービス | |
Wi-Fiオプション | 200円(最大2ヶ月間無料) |
全国49,000ヶ所のWiFiスポットが使い放題 | |
ウイルスバスターオプション マルチデバイス版 | 420円(初月無料) |
最大3台までの端末へのインストール可能 | |
LINE MUSICオプション | LINEモバイル新規:750円 ※2ヶ月間無料 ※3ヶ月目から4ヶ月間500円 ※7ヶ月目から通常料金 既存のLINEモバイルユーザー:750円(初月無料) |
月額889円の「LINE MUSIC」を会員割引価格で提供 | |
フィルタリングオプション | 無料 |
LINEモバイルのオプションはLINEアプリ専用の無料通話サービスを始め、ウイルスソフト、端末保証、公衆無線LANサービスなどが用意されています。10分電話かけ放題オプションは上記リンクからアプリをインストールして使用しないと無料通話が適用されないので注意が必要です。
また、LINE MUSICを通常よりもお得に使える会員割引サービスのLINE MUSICオプションが用意されており、MUSIC+プランと組み合わせればLINEの定額制音楽コンテンツをより快適に楽しめます。
ドコモ回線とソフトバンク回線の違い
月額料金 | ||
ドコモ回線 | ソフトバンク回線 | |
留守番電話プラス | - | 300円 |
割込通話 | 200円 | 200円 |
グループ通話 | - | 200円 |
通話明細 | 100円 | 100円 |
ナンバーブロック | - | 100円 |
留守番電話 | 300円 | 無料 |
転送電話 | 無料 | 無料 |
国際電話 | 無料 | 無料 |
国際ローミング | 無料 | - |
料金プランが共通しているドコモとソフトバンクの回線で唯一異なるオプションサービスです。上の表を見ていただくと分かりますが、使えるオプションと料金が掛かるものに若干の違いが見られます。これは運営している会社側のサービスの違いによるものなので、LINEモバイル側だけで設定されたものではないからです。
LINEモバイル×ソフトバンク回線の特徴
LINEモバイルで始まったソフトバンク回線は料金プランに大きな違いが無く、これまでのLINEモバイルと同じような使い方が可能です。それだけだと特筆することがありませんが、LINEモバイルのソフトバンク回線だけの特徴をいくつか紹介します。
ソフトバンク回線で始めると容量2倍
現在LINEモバイルからソフトバンク回線を始めると通常よりもデータ容量が2倍で提供されています。実はこの容量2倍はソフトバンク回線のキャンペーンという訳ではなく、料金プランに設定されているデータフリー機能にソフトバンク回線が未対応によることから、2018年8月までの措置対応なのです。データフリー機能の対応予定は2018年秋頃とされています。
つまり、データフリーが対応され次第容量は通常通りに戻る可能性が高く、対応されるまではカウントフリー対象サービスにも通信量が発生するというデメリットも存在しています。データフリー対象のサービスは容量を必要とするものが多い訳ではありませんが、LINE MUSIC内での音楽・動画ファイルをDLする際には注意しておくべきでしょう。
ソフトバンクで購入した端末は基本解除なしでもOK
ソフトバンクで購入したiPhone、iPad、Android端末は、2018年以降に発売されたものは基本的にSIMロック解除なしでもそのまま使用することが可能です。一部対応周波数などの関係上解除なしでは使えないものもありますが、ほとんどの端末はソフトバンクで購入したものであれば問題ありません。
それ以前の端末はSIMロック解除が必要なものも多数含まれるので、使用端末のバージョンは要確認です。
8月まではソフトバンクへの変更手数料無料
今後マルチキャリアで運営するLINEモバイルは回線変更手数料に3,000円が加わります。ソフトバンク回線が登場した7月と8月の期間だけ、ドコモ回線からソフトバンク回線に変更した場合の手数料が無料になります。
回線変更はLINE モバイルのマイページから行なえます。
12月まで毎日開催「最速キャンペーン」
※画像は公式サイトより引用
LINEモバイルは現在、通信速度が1Mbps以上をキープされた方には平日限定の高額家電をプレゼントするTwitterと連動したキャンペーンを実施しています。
格安スマホ業界内での通信速度への不安解消を目的としたソフトバンク回線の通信速度の定点観測を公開し、速度が安定していることを証明するLINEモバイル独自のキャンペーンです。8月から12月までキャンペーンは毎日行われているので、LINEモバイルユーザーはいつでも参加が可能です。
失敗してもソフトバンク回線契約者全員に「詫びギガ」として容量1GBがプレゼントされます。
キャンペーン応募方法
- 公式Twitterアカウントをフォロー
- 対象の「固定されたツイート」をリツイート
- 最新の速度をコメント入りでツイート
既存のソフトバンク回線との比較
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL | |
ワイモバイル | 3GB | 9GB | 21GB |
2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | |
ワンキュッパ割適用時:1年間1,000円割引 | |||
おうち割適用時 | |||
500円割引 | 700円割引 | 1,000円割引 |
ソフトバンク | ||
おてがるプラン | 1GBまで | 1,480円 |
2GBまで | 2,480円 | |
3GBまで | 3,480円 | |
1年間1,000円割引(初めてスマホを持つ方は次の機種変まで) | ||
データ定額ミニ 1GB | 2,900円 | |
データ定額ミニ 2GB | 3,500円 | |
データ定額 5GB | 5,000円 | |
データ定額 20GB | 6,000円 | |
データ定額 50GB | 7,000円 |
月額料金 | |||
容量 | データSIM(SMS付き) | 音声通話SIM | |
コミュニケーションフリープラン | 3GB | 1,110円 | 1,690円 |
5GB | 1,640円 | 2,220円 | |
7GB | 2,300円 | 2,880円 | |
10GB | 2,640円 | 3,220円 |
3社の料金プラン比較
月額料金 | ||
容量 | 音声通話SIM | |
コミュニケーションフリープラン | 3GB | 1,690円 |
スマホプランS | 3GB | 2,980円 ※ワンキュッパ割適用時1年間1,000円割引 ※おうち割適用時永年500円割引 |
おてがるプラン | 3GB以降 | 3,480円 ※おうち割適用時永年500円割引 |
データ定額 2GB | 2GB | 3,500円 ※おうち割適用時永年500円割引 |
データ定額 5GB | 5GB | 5,000円 ※おうち割適用時永年1,000円割引 |
LINEモバイルはコミュニケーションフリープランで比較します。ソフトバンクは3GBが無いので2GBと5GBを、おてがるプランは従量定額制なので3GBを使ったと仮定して考えます。
料金だけで見ればこの中では一番安い料金プランがコミュニケーションフリープランとなり、流石は格安スマホといった料金設定です。一方MNOとMVNOの中間と言うべきワイモバイルは9月から通常のデータ定額が増量したことにより、3GBからスタートとなりました。
ソフトバンクならキャリアでネットのセットがおすすめ
ワイモバイルはデータ通信と通話がセットの料金に加えて、ワンキュッパ割などの各種割引やソフトバンク光などのネットとセットのおうち割などが使えるなど、格安スマホにない充実した割引が用意されています。
キャリアのソフトバンクは格安スマホと料金で比較すると分が悪いのですが、新規を対象とした従量定額のおてがるプランは3GB以降いくら使っても料金が課金されることはなく、しかも3,480円という低料金で使い放題だということを考えると、新規で始めるならこちらの方が魅力的に見えます。もちろん、おうち割も使えます。
また、ソフトバンクとワイモバイルはLINEモバイルで有料の公衆無線LANサービスが、ネットと同時に使うことでYahoo!のWiFiスポットを無料で使い放題となり、しかもおうち割が永年で付いてくるというメリットがあります。
LINEモバイルの低料金は魅力的ではありますが、ソフトバンクユーザーとしてコンテンツを十分に活用するならネット環境はやはり欠かすことができません。ソフトバンクでは通話無料やWiFiスポットなど無料で使えるオプションが多く、格安スマホで充実させようと思うとそれなりに費用が掛かる点と比べれば、やはりソフトバンクキャリアかワイモバイルの方をおすすめします。
ネット環境整備のすすめ
LINEモバイルは低価格で悪くない格安スマホですが、ソフトバンクのサービスが使えないというデメリットがあります。せっかくソフトバンク回線を使うのであれば、スマホ自体をソフトバンクかワイモバイルに変えてソフトバンクのサービスを使えるようにした方がメリットが大きいように感じられます。
スマホの通信制限や通話料も気にせず使えるソフトバンク光やソフトバンクAirなど、ソフトバンクのスマホを使いこなすのにソフトバンクのネット環境は必須と言えるツールです。ただし、キャリアスマホやネットは格安スマホと比べればずっと費用の負担も大きくなります。
あくまでできるだけ費用を抑えて安くスマホとネットを使いたいなら、LINEモバイルに業界最安値の@スマート光の組み合わせがおすすめです。
光コラボ最安の@スマート光
住居タイプ | 事務手数料 | 工事費用 | 月額料金 |
ホーム | 3,000円 | 工事費無料キャンペーン実施中! | 4,300円 |
マンション | 工事費無料キャンペーン実施中! | 3,300円 |
@スマート光は光コラボ最安値として知られている光回線です。無線LAN対応・IPv6対応のオプションサービスなどの基本となる光回線サービスだけでなく、利用開始から25ヶ月目以降はいつ解約しても違約金が発生しないお手軽さが魅力です。
ネットをとにかく安くで使いたいという方には最適で、他のネットを探すまでの間の当面の利用にもおすすめです。もしもLINEモバイルのソフトバンク回線からソフトバンクに乗り換える際には、ネットもソフトバンク光に変えて更にお得にスマホとネットを使いこなしてみてはどうでしょうか。
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