光コラボの数は2018年現在で500以上を超え、全てを把握するのは困難かと思われます。大手プロバイダなら知名度が高く、名前だけは知っているという方も多いことでしょう。光コラボは古参の通信事業者以外にも様々な企業が参入しており、知名度があまり高くない無名に近いプロバイダも数多く存在します。今回はそんな光コラボの中からスピーディア光について紹介します。
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スピーディア光とは?
スピーディア光とは「株式会社スピーディア」の運営する光コラボです。スピーディアの現代表が1999年12月に会社を立ち上げ、独立後の2002年12月にインターネット事業に本格的に参入したことから始まるプロバイダです。2015年からの光コラボにもいち早く参入しており、実は古参の光コラボでもあるのです。
遅いという口コミもちらほら
ネット業界ではベテランであるスピーディアですが、ネット上ではほとんどその名前を目にすることはありません。ソフトバンクやKDDIといった大手と比較すると知名度はやはり高くないことが分かります。しかし、数少ない話題ではスピーディアが遅いと言われている話も聞かれます。
この記事の中では評判の真意と共に、スピーディア(光)について知らない方のためにサービスの紹介から申し込み~解約までをご紹介します。
スピーディア光のサービス
※画像は公式サイトより引用
スピーディア光は公式HP上で「1Gbpsの高速インターネット」「充実のオプション」「プロバイダとのセット料金」「価格.comからの新規申し込み特典」の4つの特徴を掲げています。前ガン3つは光コラボ共通の特徴なので改めて説明をする必要はありません。4つ目の価格.comからの申し込みがスピーディア独自のサービスと言われると違和感がありますが、それについても後述します。
スピーディア光の光回線はIPv6にも対応しており、混雑する時間帯での快適なネット接続に期待できます。冒頭で触れた遅いという評判については後々解説します。
スピーディア光の料金プラン
初期費用
契約手数料 | 3,000円 |
工事費 | 戸建:18,000円 マンション:15,000円 |
月額料金
SPEEDIA光-ネクスト | |
ファミリータイプ | 4,300円 + プロバイダ料 |
マンションタイプ | 3,300円 + プロバイダ料 |
最低利用期間 | 24ヶ月 25ヶ月以降契約解除料なし |
契約解除料 | 光コラボモデルの場合:20,000円 光回線のみの場合:9,975円 |
スピーディアプロバイダサービス | |
事務手数料 | 3,000円 |
シンプル | 24ヶ月目まで480円/月 25ヶ月目から1,200円/月 |
スタンダード3年 | 24ヶ月目まで780円/月 25ヶ月目から1,200円/月 |
スタンダード2年 | 1,200円/月 |
セキュリティプラス | 1,500円/月 |
IPv6サービス | 24ヶ月目まで700円/月 25ヶ月目から1,200円/月 |
最低利用期間 | シンプル・スタンダード3年:36ヶ月 その他:24ヶ月 |
契約解除料 | IPv6サービス:5,000円 その他:9,975円 |
スピーディアインターネットサービス for ドコモ光(ドコモ光タイプA) | |
ファミリータイプ | 2年契約:5,200円 単年契約:6,700円 |
マンションタイプ | 2年契約:4,000円 単年契約:5,000円 |
契約解除料 | 戸建:13,000円 マンション:8,000円 |
オプション
SPEEDIAひかり電話 | 500円/月 |
SPEEDIAひかり電話プラス | 1,500円/月 |
ひかり電話オプションサービス | 100円/月~500円/月 |
法人向けSPEEDIAひかり電話 | オフィス:1,500円/月 オフィスプラス:1,100円/月 |
リモートサポートサービス | 500円/月 |
SPEEDIA光テレビ | 660円/月 ※別途工事費 |
1ギガ対応無線LANルーター | 300円/月 ネットとの同時契約必須 |
スピーディア光は公式HP上では転用を前提とした案内がされており、新規工事費用についての説明がありません。先述の価格.comでの割引を計算すると工事費がフレッツ光と同じだということが確認できます。
月額プランはスピーディアのネットサービスの「スピーディア光-ネクスト」と「for ドコモ光」で分けられた住居別料金プランが用意されています。まず、スピーディア光は自動更新契約が設定されておらず、24ヶ月の最低利用期間を過ぎればいつでも契約解除料なしで解約ができます。
料金表で紹介されている月額料金は戸建4,300円、マンション3,300円と@スマート光と同額の光コラボ最安価格ですが、スピーディア光は本来光回線とプロバイダは別で表記されており、別途で選択したプロバイダのコースごとに契約期間と料金が異なります。転用申し込みの場合はフレッツ光で利用中のプロバイダをそのまま利用できます。
契約期間と契約解除料はプロバイダ別か光コラボモデルかで異なっており、光コラボモデルの光回線・プロバイダ一括型での契約では最低利用期間中の契約解除料は20,000円と高額になります。
HPで紹介されているfor ドコモ光はスピーディア光のサービスとは別のドコモ光で用意されているドコモ光タイプAと同じ料金プランになります。こちらはドコモ光からの契約となるので、プロバイダ料や契約期間はドコモ光で設定されているものとなります。
オプションサービスはフレッツ光や光コラボと同じものが提供されており、光電話は法人向けのプランまで用意されています。
速度にこだわるならIPv6対応コースを選んだ方が良い
冒頭で触れたスピーディアの速度が遅いという話題ですが、先述のようにスピーディアは光回線とプロバイダをコースで分けて提供しています。選んだコースがIPv6対応でない場合は混雑回避が容易ではなく、ゴールデンタイムの通信速度も期待できないものと予想されます。
口コミからの利用者のネット環境までは判明していませんが、恐らくはIPv6対応コースではなかったのではないかと思われます。もしも現在、通信速度に難があると感じた場合はIPv6対応コースに変更されることをおすすめします。
価格.comでの新規特典
- 最大16,000円キャッシュバック
ホームタイプ:10,000円
マンションタイプ:16,000円 - 手数料・基本工事費無料
- IPv6対応無線LANルーター無料レンタル
適用条件
- 価格.comから2018年11月30日までに新規で申し込む
- 利用開始月含む11ヶ月目の末日まで利用する
- 11ヶ月目の1日に送られるメールからキャッシュバック手続きを終わらせる
特徴4で紹介した価格.comでの新規特典は上記キャッシュバックと初期費用・工事費無料・無線LANルーターの無料レンタルとなります。これらはスピーディア光の公式特典ではなく、価格.comでの申し込み特典となるので公式申し込みからでは受け取れません。
戸建タイプではなくマンションタイプの方がキャッシュバック額が大きいという珍しいケースですが、適用条件は以前お伝えした価格.comのキャンペーンからすると少し緩和されていますが、振り込みまで約1年掛かるという点には変更がありません。
スピーディア光の申し込みから解約までの流れ
スピーディア光は光回線のみの提供となるのでプロバイダは別途契約となります。スピーディア光のみではインターネットへの接続は不可能なので、それを踏まえた上で申し込みをしましょう。以上を承知のうえでスピーディア光を検討されている方のために申し込みから解約までの流れを解説します。
HPの申し込みフォームか電話から手続き
スピーディア光への申し込みはHPの申し込みフォーム、またはHP記載のサポート窓口への電話から手続きを行ないます。転用の際にも転用承諾番号を取得してから申し込みを行ないます。プロバイダ契約は申し込み時に同時に行ないますが、現在利用中のプロバイダ契約がある場合は解除変更扱いとなります。先述した通り転用の場合はプロバイダの変更なく乗り換えが可能です。
SPEEDIA光 サポート窓口 |
0120-55-7343(通話無料) 受付時間:10:00~18:00(年末年始除く) |
解約手続きはサポート窓口へ連絡
解約手続きは光回線もプロバイダも同じサポート窓口への電話連絡となります。サポート窓口はコース変更、解約などのサービスに関するあらゆる問い合わせに対応しています。窓口がひとつなので混雑が予想されると思われるので、解約を決めた場合はなるべく早いうちに手続きを開始しましょう。解約申請日の翌月末日にはサービスが停止されます。
SPEEDIA光 サポート窓口 |
0120-55-7343(通話無料) 受付時間:10:00~18:00(年末年始除く) |
スピーディア光の評価
- 料金は安くない
- 料金プランが分かりにくい(ドコモ光タイプAの方が安いし分かりやすい)
- スマホのセット割が無い(ドコモ光ならセット割が使える)
- キャンペーン特典が無い(キャッシュバックは価格.comからの申し込み)
率直に言えば光回線とプロバイダを分けて表示しているのが混乱を招きやすく、コースごとに異なった料金・契約期間・違約金などがちょっと分かりにくいという印象を受けます。わざわざスピーディア光から申し込まなくてもドコモ光のタイプAで申し込んだ方がシンプルで分かりやすく、ドコモユーザーならドコモ光セットが使えるというメリットがあります。
スマホのセット割もキャッシュバック特典もスピーディア光の外部で提供されているものなので、スピーディア光公式から申し込むメリットがほぼ無いと言っても差支えがありません。標準で光回線がIPv6対応しているネットも多いので、わざわざコースで分けてるスピーディア光を使うメリットは薄いと思われます。
セット割やIPv6が基本サービスのネットを選ぼう
料金がそれほど安いわけではなく、料金プランが分かりづらくセット割も無いのは光コラボのメリットを活かし切れてないという印象が持たれます。プロバイダ別ならドコモ光やプロバイダを選べるネットから申し込んだ方がよほどお得に思われます。転用ならなおさら上記の条件に合ったネットを選んだ方が良いでしょう。
万が一乗り換え時に契約解除料などの違約金が発生した場合、ソフトバンク光ならプロバイダの契約解除料だけでなく、違約金やフレッツ光以外の工事費残債を最大10万円まで補償してくれます。ソフトバンク光ではソフトバンクとワイモバイルのおうち割も用意されているので、セット割を使いたい方にもおすすめです。
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