キャリア回線を借りて携帯電話サービスを提供するMVNO。2018年現在は国の通信料の値下げ政策の煽りを受け、キャリアが軒並み料金プランをリニューアルする中、MVNOも提供回線の追加や回線の増強を図るなど活発化しています。SIMフリー化が推進されている現在では更に低価格化を進めるための新たなSIMカードの販売や新サービスが登場しています。今回は国内最大手のキャリア「ドコモの回線」を提供している主要MVNOを紹介します。
Contents
ドコモ回線のMVNOを徹底比較紹介
国内MVNOはドコモ回線を扱っていない会社は見当たらず、キャリア・MVNO共に国内最大規模のシェアを誇ります。初めての格安SIMがドコモ回線だったという方も多いことでしょう。ドコモ回線は国内初の携帯電話会社でMVNOにおいても初めて回線を提供しています。
今回は回線選びから始めている方を対象に国内大手プロバイダのドコモの格安SIMを徹底紹介します。その前にまずはドコモ回線SIMのメリットとデメリットについてチェックしていきましょう。
ドコモ回線SIMのメリット
- 提供MVNOは国内最多
- 選べるSIMの数が多い
- 現在販売中の全機種テザリング機能対応(2016年12月以降発売機種)
冒頭でも触れたようにドコモは国内最大のキャリアです。MVNOのスタートもドコモ回線が始まりだったように、国内のほぼすべてのMVNOでドコモのSIMが使えるのが最大のメリットです。一般的な携帯電話の契約はドコモキャリアで行ないますが、ドコモ回線を提供しているMVNOからならキャリアにはない料金プランが利用でき、キャリアよりも格安の月額料金で利用できるのも格安SIMの魅力です。
ライフスタイルに合わせた豊富な料金プランが選べる
他社の機種でドコモ回線を使うためにはSIMロック解除が必要ですが、ドコモの機種ならわざわざSIMロック解除の必要無くそのまま使えます。料金プランにお悩みのドコモユーザーこそMVNOを活用すべきなのです。
そして、豊富な種類のドコモのSIMを自分の好きなプランで選べるのもポイントです。
格安SIMの仕組み
携帯電話回線を使用するには登録情報が記録されたSIMカードが必要となり、各キャリアで販売されている端末機種はキャリアのSIMでなければ使用することができなSIMロックが掛けられています。
例えば、auの機種でドコモ回線を使いたいならSIMロック解除をする必要があり、ロックが解除された機種をSIMフリーと言います。ドコモの機種なら先述のようにSIMロック解除をする必要なく、そのまま使えて料金も格安だからお得なのです。
現在ドコモは全機種テザリング対応
MVNOの欠点のひとつである「テザリング機能」への対応ですが、ドコモは2016年12月9日発売のMONO MO-01J以降のすべての機種がテザリング対応しているのも優れものです。
既に生産終了している機種を除き、これから市販で購入するすべての機種がテザリング可能なのでテザリング対応機種を選別する面倒な手間がありません。
ドコモ回線SIMのデメリット
- 本家に比べて回線が安定しない
- ドコモのキャリアメールが無い
- MVNOのショップ店頭が少ない
もしもの時の店頭対応ができない
SIMロック解除~SIMフリー化~設定まで全て自分で行なう(例外あり) - 支払方法がクレジット決済になるケースが多い(例外あり)
一般的に言われている格安SIMのデメリットですが、個人的なことを率直に言うと大したことはありません。これらは代用可能なことも多く、必ずしもデメリットに繋がるとは限りません。いくつかの制限を踏まえた上で対策を練ればどうということはありません。
速度が安定しない時は時間や場所を変えてみよう
回線が安定しないのは時間帯によって影響を受けるのは当然ですし、それは本家のキャリア回線でも同様です。現在は回線を増強したMVNOも増えているので、想定内のレベルにまで収まるケースも少なくありません。
電波干渉の影響が少ない場所に移動したり、時間をずらすなども試してみましょう。
メールはフリーメールやコミュニケーションツールで代用しよう
ある程度仕事などでキャリアメールが必要になるケースも多々ありますが、スマホ需要の背景にはLINEやMessengerなどのコミュニケーションツールの充実もあり、ツールの有用性はビジネスシーンでも活用されていることから証明されています。
SMSやネットのプロバイダメール、Yahoo!JAPANのフリーメールなどもあるのでそちらで代用する人も増えています。スマホからネットのメールを閲覧できるのでそこまで神経質になることはないように思われます。キャリアメールを利用していて引き継ぎたい人は、あらかじめ先述のツールなどで連絡を取りたい相手に伝えるなどの対策を取りましょう。
ショップが近くにない時はカスタマーサポートで!
SIMの設定関連はフリーSIMを使いこなしている人にはどうということもありませんが、初心者には少し手間取るかもしれません。MVNOはショップ店頭が少なく、店頭スタッフのトラブル対応や設定をしてもらうということができない場合もあります。
それも踏まえた上でカスタマーサポートで質問をするなど、できるだけ自力で行なえるようにしておきましょう。
クレジット払いの方が便利なケースが多い
ネットや携帯電話の支払いはクレジット、口座振替、コンビニや金融機関への払込票決済などが基本です。それに対してMVNOはクレジット払いが多く、支払い方法を選べないケースも少なくありません。だからと言って不便と言い切ることもなく、むしろクレジット払いだからこその利点もあります。
払込票決済などのように自発的に窓口まで行く必要がなく、支払額に対して使用しているクレジットカードのポイントとして還元されるというメリットがあります。特に支払管理を徹底していないと利用停止なんてことにもなりかねないので、むしろクレジット払いの方が良いケースもあります。
主要光コラボのドコモ回線系MVNOを紹介
- OCNモバイルONE
- ビッグローブモバイル
- NifMo(@nity)
今回紹介するMVNOは光コラボの人気プロバイダ3社が提供する格安SIMです。OCN光、ビッグローブ光、@nifty光といずれも国内インターネットの大手プロバイダで、自社の光コラボとのセット割やユニークなサービスが提供されているなど個性的な格安SIMの料金プランが用意されています。
OCNモバイルONE
※画像は公式サイトより引用
- OCN光とのセット割が最大200円
- 最大通信速度788Mbps(速度制限時200kbps)
- データ通信は月単位と日単位コースの料金プラン(初月無料)
- 料金不要の7つのMUSICカウントフリー
- 最大5枚のSIMにデータシェア可能(全料金プラン対応)
- 無料通話「10分かけ放題プラン」
- その月の国内通話料上位3番号が無料の「トップ3かけ放題」
- コース変更は毎月可能
- 音声SIMは最低利用期間6ヶ月・契約解除料8,640円(税込)
データSIMは1ヶ月ごと契約解除料なし
初期費用(税込)
初期手数料 | 3,240円 |
パッケージ費用/SIMカード手配料 | 425円 |
MNP転出手数料 | 3,240円 |
通話プラン(税込)
通話プラン | 月額 | 内容 |
ベーシックプラン | 756円 | 音声通話:20円/30秒 |
10分かけ放題プラン | 1,674円 | 国内通話10分以内回数無制限で0円 |
トップ3かけ放題プラン | 1,674円 | その月の国内通話料上位3番号の通話料が0円 |
かけ放題ダブルプラン | 2,160円 | 「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」のセット |
OCN モバイル ONE アプリ
NTT Communications Corporationposted with 無料
posted withアプリーチ
データプラン(税込)
音声SIM:最低利用期間6ヶ月・契約解除料8,640円(税込)
データSIM:契約期間1ヶ月・契約解除料なし
月単位 | 月額 | ||
データSIM | 音声SIM | データ+SMS | |
15GB (500kbps) | 1,944円 | 2,700円 | 2,073円 |
3GB | 1,188円 | 1,944円 | 1,317円 |
6GB | 1,566円 | 2,322円 | 1,695円 |
10GB | 2,484円 | 3,240円 | 2,613円 |
20GB | 4,482円 | 5,238円 | 4,611円 |
30GB | 6,534円 | 7,290円 | 6,663円 |
日単位 | 月額 | ||
データSIM | 音声SIM | データ+SMS | |
110MB | 972円 | 1,728円 | 1,101円 |
170MB | 1,490円 | 2,246.4円 | 1,620円 |
容量追加オプション | 日単位コース | 無制限:540円/月 | 利用期限:当日限り |
月単位コース | 500GB:540円/月 | 利用期限:3ヶ月 |
オプション(税込)
利用料 | |
プリペイドSIM | 期間型 50MB/日 20日間:3,024円 容量型 1.0GB:3,456円 |
050 plus (アプリ、050無料通話サービス) | 324円/月 固定通話:8円/3分 携帯電話:16円8円/3分 ※同時契約で162円/月 |
留守番電話サービス | 324円/月 |
キャッチホン | 216円/月 |
あんしん補償 | 540円/月 |
マイセキュア/1ライセンス (アクセス制御) | 270円/月 |
マイポケット (オンラインストレージ) | 324円/月 |
OCNプレミアムサポート for スマートフォン | 421円/月 |
あんしんモバイルパック (上記3つのセット) | 691円/月 |
おすすめポイント
- 最大200円割引・OCN光との最大5契約までのOCN光モバイル割
- 最大30GBの大容量
- 支払い方法は口座振替、またはクレジットカード
- 全国86,000の無料フリースポット使い放題
- アプリからの無料通話サービス
- 最大5つまでのメッセージ送信無料のカウントフリー
- 全7種の音楽ストリーミングサービスのカウントフリー
- 最大5枚までのSIMカード全プラン対応のデータシェア
- ショップやチャットサービスによるアフターフォローもバッチリ
ここがイマイチ
- データ容量が3GBから(1GBなし)
- データ追加オプションが高い
- キャンペーンやキャッシュバックが無い
国内プロバイダの老舗「OCN」の提供する格安SIMです。データ、SMS、音声の3種のSIMと月/日単位で選べる8つの料金プランから選べます。OCN光とのセット割や専用の無料通話サービスなどがあり、ネット同様にスタンダードなサービスを提供しています。最大788Mbpsの通信速度に低速時でも200kbpsの高速通信とNTT回線をフルに活かした高音質が特徴です。
毎日コツコツ使う人や家族シェアにおすすめ
OCNモバイルONEには3日間容量制限がなく、500kbpsの低速15GBプランや速度制限は1日で解除される上限100MB単位日単位プランなど、コツコツ毎日スマホを使う人に使いやすい仕様です。低速時のバースト転送機能で一定の通信容量まで高速通信が行なわれるのでストレスを感じさせません。データは翌月/日にも繰越せるので無駄がありません。
OCN光のセット割は最大5契約まで割引適用可能、家族へのデータシェアも全プラン対応と家族全体で使えるサービスも整っており、サポートも店頭・チャットとフォローにも力を入れているMVNOです。
追加利用料なしの「MUSICカウントフリー」
※画像は公式サイトより引用
対象サービス | |||
AWA | Spotify | dヒッツ | Google Play Music |
amazon music | レコチョクBest | ひかりTVミュージック |
2018年8月から提供されている対象サービスのカウントフリーサービスです。名称から分かる通り、対象となる音楽サービスのデータ通信が容量消費0で利用できるサービスです。申し込みが必要ですが、利用料は一切無料で利用できます。
1GBプランが無いなど融通が意外に利かない
データプランは1GBから提供されているMVNOも多い中、OCNモバイルONEは最低3GBからしか使うことができません。その代わり日単位プランがありますが、こちらは1日の上限110~170MBと極めて少量です。速度制限は1日で解除されますが、1日で観られる動画や音楽は限られてくるので、WiFiを活用するなどの対策が必要です。
また、データ追加オプションは日単位オプションは無制限でその日限り、月単位は3ヶ月間の利用期限が設定されており、日単位は好きなだけ容量を増やせる代わりに月単位と料金が統一しているせいで料金が高額となっています。
そのほか、新規入会特典のキャッシュバックやキャンペーンは2018年10月現在では特に実施しておらず、特典を期待していると肩透かしを食らうかもしれません。
ビッグローブモバイル
※画像は公式サイトより引用
- ドコモとauのマルチキャリア(タイプD-ドコモ、タイプA-au)
- 最大通信速度はタイプD(ドコモ回線)で988Mbps(速度制限時200kbps)
(タイプAは958Mbps)
タイプD:Xiエリア+FOMAエリア タイプA:4G LTEエリア - 無料通話プラン「10分かけ放題」
- 2018年12月2日まで音声SIMプランが半年間特別料金
- 2019年3月31日まで音声SIMに友達紹介で紹介した人とされた人は1ヶ月無料
- 音声SIMは最低利用期間12ヶ月・契約解除料8,640円(税込)
データSIMは契約解除料なし
初期費用(税込)
プラン申込手数料 | 3,240円 |
SIMカード準備料 | 425.5円 |
MNP転出手数料 | 利用開始月の翌々月末日:6,480円 それ以降:3,240円 |
セレクトプラン(税込)
音声SIM:最低利用期間12ヶ月・契約解除料8,640円(税込)
データSIM:契約解除料なし
2018年12月2日まで6ヶ月間特別料金
月額 | |||
データSIM タイプDのみ | 音声SIM | データ+SMS | |
1G | - | 1,512円 | - |
3GB | 972円 | 1,728円 | 1,102円 |
6GB | 1,566円 | 2,322円 | 1,696円 |
10GB | 2,916円 | 3,672円 | 3,046円 |
20GB | 4,860円 | 5,616円 | 4,990円 |
30GB | 7,290円 | 8,046円 | 7,420円 |
データ追加チャージ | +100MBごと324円 |
月額 | |||
データSIM タイプDのみ | 音声SIM | データ+SMS | |
シェアSIM | 216円 | 972円 | 346円 |
BIGLOBEモバイル アプリ (通信量確認)
BIGLOBE Inc.posted with アプリーチ
通話料・SMS送信料(税込)
月額 | ||
国内通話料 | 20円/30秒 | |
BIGLOBEでんわ | 国内通話料 | 9円/30秒 |
海外通話料 | 20円/30秒 | |
選べる通話オプション | 10分かけ放題 | 896円 |
通話パック90 | ||
3分かけ放題 | 648円 | |
通話パック60 |
BIGLOBEでんわ
BIGLOBE Inc.posted with アプリーチ
SMS送信料 | 国内宛て | 3~30円/回 |
海外宛て | タイプD:50~500円/回 タイプA:100円/回 |
オプション(税込)
利用料 | |
エンタメフリー・オプション | 音声通話SIM利用:518円 データSIM利用:1,058円 |
BIGLOBEメール | 無料/1アカウント |
BIGLOBE Wi-Fi | 6GB以上のプランで無料 その他270円/月 |
オートコネクト | ![]() BIGLOBE Inc.posted with アプリーチ ![]() ![]() |
スマート留守電 | 313円/月 |
あんしん電話フィルター | 324円/月 ※セキュリティセット・プレミアムとセットで216円/月 |
割込通話 | 216円/月 |
BIGLOBE端末あんしんサービス | 410円/月 |
BIGLOBE SIM端末保証サービス | 540円/月 |
BIGLOBE スマホバックアップ | |
暮らしのあんしん相談 | 734円/月 |
セキュリティセット・プレミアム | 410円/月 |
インターネットサギウォール | 324円/月 |
迷惑メールフォルダオプション | 162円/月 |
i-フィルター for Android | 216円/月 |
パスワードマネージャー 月額版 | 162円/月 |
BIGLOBEお助けサポート | 513円/月 |
BIGLOBEモバイル ご自宅訪問設定 | 2018年12月2日まで訪問料無料 0120-961-528(10:00~19:00) |
BIGLOBE訪問サポート | 9,720円/1回 |
BIGLOBE会員誌『サーイ・イサラ』 | 324円/月 1号無料 |
SMART USEN | 529円/月 |
タブホ | 540円/月 初回7日間無料 |
U-NEXT | 2,149円 初回31日間無料 |
music.jp | 540円/月 |
BIGLOBEアプリパック | 389円/月 |
おすすめポイント
- ドコモ回線とau回線のマルチキャリア
- 光☆SIMセット割で最大500円(ドコモ回線のみ)
- 初回プラン料金は初月無料
- 音声SIMは特典が多い
- 10種のカウントフリー「エンタメフリーオプション」
- シェアSIMは6歳以上から申し込み可能
- MVNO最大級の83,000ヶ所の無料WiFiスポット
- 1アカウント無料のメールサービス
- 充実したアプリで格安通話・容量管理も楽々
- ビッグローブの利用料金で支払いやギフト券に交換可能なGポイントが貯まる
ここがイマイチ
- 料金プランが3GBから
- バースト転送機能が無い
- セット割は現在ネットのみ対象
- 口座振替はデータSIMのみ
大手プロバイダ・ビッグローブの提供する格安SIMです。ドコモとauのマルチキャリアが利用でき、ドコモ回線はXi(クロッシィ)の高品質と最大988Mbpsの高速通信が使用できます。
新規キャンペーンに力を入れている
※画像は公式サイトより引用
初回新規特典にプラン料金の割引や端末値引き特典、1ヶ月スシホーダイの食べ放題特典抽選などキャンペーンに力を入れており、音声SIMを友達紹介で紹介者と紹介された人が1ヶ月プラン料金無料など様々な特典を用意しています。
現在キャッシュバックは実施していませんが、期間ごとに新規キャンペーンや特典が用意されるので見逃せません。
10分無料通話やカウントフリーなどのオプションも充実
対象サービス | ||||
YOU TUBE | Google Play Music | Apple Music | amazon music | AWA |
YOU TUBE Kids | Spotify | Radiko.jp | U-NEXT | Abema TV |
ビッグローブモバイルは無料通話やカウントフリーに拡充の動きを見せており、動画コンテンツ通信量0の「エンタメフリー」無料通話の「10分かけ放題プラン」などが用意されています。スマホで動画や音楽を聴く機会の多い人には有効なオプションで、更にビッグローブモバイルではMVNO最大規模となる83,000ヶ所のフリーWiFiが利用できます。
プラン料金は3GBからのみ
2台目の子機は6歳からでも契約でき、入園・入学祝の子供に持たせるスマホとしても使えるなど家族を意識したサービスを提供しているビッグローブモバイルですが、プラン料金は全SIM3GBからとなるので連絡用のスマホとしてはやや割高に感じられます。
シェアSIMも音声SIMは他社と比べて安いというほどではなく、追加ごとの手数料を考えるとデータ+SMSで妥協するなど考える必要があります。
バースト転送機能がない
速度制限下で一定の通信速度まで高速通信が可能なバースト転送機能がビッグローブモバイルには採用されていません。ネットの口コミでは「ビッグローブモバイルにはバースト転送機能が使える」とちらほら見受けられましたが、カスタマーサポートに確認済みなので使えないことは確定です。大手MVNOでこれは最大のデメリットとも言えます。
通信速度制限時は追加データの「ボリュームチャージ」か、翌月の制限解除を待つしかありません。それかWiFiを活用するなどで対策を立てましょう。
最大セット割引はドコモ回線のみ
ドコモユーザーにとってはあまり関係ありませんが、ビッグローブモバイルのセット割は対象回線ごとに割引額が決まっており、最大500円割引を適用するにはタイプDとビッグローブ光との光☆SIMセット割必須になります。タイプAだと最大200円まで、ネットがフレッツ光だと最大100円にまで減額されるので覚えておきましょう。
NifMo
※画像は公式サイトより引用
- 最大通信速度988Mbps(3G通信時14Mbps/速度制限時200kbps)
- ネット+電気+ガスとのセット割最大550円
- シンプルな3つの料金プラン(初月無料)
- バースト転送機能採用
- 1日の通信制限は翌日解除
- キャッシュバックが最大42,100円と高額(2018年10月31日まで)
- @niftyのNTT決済かKDDI請求なら支払い方法はそのまま
- 音声SIMのみ最低利用期間6ヶ月・契約解除料8,640円(税込)
初期費用(税込)
登録手数料 | 3,240円 |
SIM再発行 | |
MNP転出手数料 |
SIMカード利用料(税込)
音声SIM:最低利用期間6ヶ月・契約解除料8,640円
初月無料
月額 | |||
データSIM | 音声SIM | データ+SMS | |
3GB | 972円 | 1,728円 | 1,134円 |
7GB | 1,728円 | 2,484円 | 1,890円 |
13GB | 3,024円 | 3,780円 | 3,186円 |
データおかわり | +500MBごと972円 |
NifMo ファミリープログラム |
各SIM料金そのままでシェアが可能 最大7契約まで |
My NifMo(旧NifMo コネクト)
NIFTY Corporationposted with アプリーチ
音声通話料金(税込)
国内 | 通話料 | 20円/30秒 |
SMS通信料 | 3円~30円/通 | |
NifMo 半額ダイヤル通話料 | 10円/30秒 | |
デジタル通信 | 36円/30秒 | |
海外 | 通話料 | 31円~/30秒 |
SMS通信料 | 50円~500円/通 |
NifMo 半額ダイヤル
NIFTY Corporationposted with アプリーチ
オプション(税込)
利用料 | |
10分かけ放題 オプション | 896円/月 通話料:10円/30秒 |
NifMo あんしん保証 | 540円~/月 |
NifMo あんしん保証 for SIMフリー | 540円/月 |
NifMo 訪問レクチャー | 24ヶ月間518円/月 再訪問:7,020円 延長15分:1,706円 |
おすすめポイント
- 初心者でも分かりやすいシンプルな料金プラン
- セット割の「まるっと割」で生活周りをひとまとめに安く
- 速度制限時バースト転送機能あり(150KBまで)
- 専用アプリで全国48,000ヶ所以上のBBモバイルポイントが無料
- キャッシュバックは高額
- 契約月から最大7契約までシェアプランが利用可能
シェアプラン2契約以上で500MBプレゼント - @niftyユーザーは既存の支払い方法のままでOK
- @niftyのサービスをそのまま受けられる
ここがイマイチ
- 3GBからの料金プランで最大でも13GBと少ない
- カウントフリーがない
- 国際ローミングが使えない
@niftyユーザーなら基本のサービスがそのまま使える自社ブランドの格安SIMです。3つのみのシンプルな料金プランと契約付から使えるシェアプランなど、簡単・手軽を実現させているサービスを提供しています。
1日の通信制限なし!充実のアプリでWiFiスポット使い放題
MVNOではありがちな通信量の3日制限がなく、1日おきにリセットされるので月の上限が許す限り毎日データ通信を行なえるのもNifMoの特徴です。無料アプリも充実しており、インストールで無料通話や無料のWiFiスポットが使い放題です。
回線はドコモの高速LTE通信で最大988Mbpsを実現し、速度制限下でもバースト機能による高速通信が可能です。
セット割とのキャッシュバックが凄い
NifMoは以前よりキャッシュバックキャンペーンを実施しており、期間限定ながら最大4万円を超える高額キャッシュバックを公式で行なっています。条件のセット割加入は東京ガスの電気とガスも含まれており、支払いをまとめたい人や更にお得に使いたい人にはメリットのある特典です。
データ容量は3GBから上限は13GBまで
家族でも使いやすいシンプルな料金プランの一方、下限のデータ容量は3GBからで上限が13GBまでと用途の幅が狭いのがNifMoの難点です。限りなく安く抑えたい人には多く、大容量の動画や音楽を使いこなすヘビーユーザー向きではありません。
また、大手が最近導入し始めているカウントフリーが現状一切ないのもデメリットになります。
格安SIM総合3社比較
最大容量 | 最低容量 | 通話料 | 月額料 | セット割 | |
OCNモバイルONE | 30GB | 110MB | 20円/30秒 | 972円~ | 最大250円 ※5回線まで |
ビッグローブモバイル | 30GB | 3GB | 9円/30秒 ※アプリ必須 | 972円~ | 最大300円 |
NifMo | 13GB | 3GB | 10円/30秒 ※アプリ必須 | 972円~ | 最大550円 ※電気+ガス必須 |
マルチキャリア | 支払方法 | バースト | カウントフリー | |
OCNモバイルONE | × | クレジットか口座振替 | 〇 | 〇 |
ビッグローブモバイル | ドコモ au | クレジット ※データSIMのみ口座振替可 | × | 〇 |
NifMo | × | クレジット ※NTT決済かKDDI請求可 | 〇 | × |
料金プランや利用料が3社ものの見事に分かれており、「片方にはあるけどこちらにはない」というように完全に差別化が図られています。
OCNモバイルONEは110MBから使えるがデータ追加料金が高く、ビッグローブモバイルは充実したサービスなのにバースト転送機能がなく、NifMoはシンプルだけど最大13GBと上限が低いようにメリットとデメリットが完全に分かれています。
3社の中から選ぶのであれば優先順位を付けて取捨選択していくことが重要です。
3社比較のおすすめランキング
- ビッグローブモバイル:充実した無料サービスとマルチキャリア
- OCNモバイルONE:110MBから使えるライト層にもおすすめプラン
- NifMo:@niftyユーザーに融通が利く自社ブランドの安定感
比較が難しい3社でしたが、個人的意見でのランキングを付けると上のようになります。ビッグローブモバイルはMVNOでは破格の数を誇るWiFiスポット、メールアドレスなどの各種無料サービスに加え、オプションのカウントフリー対象サービス数の数が決め手となりました。通話料も3社最安(アプリ必須)と通話用としても使いやすさがポイントです。
OCNモバイルONEは110MBから使える日単位の低容量と制限速度下でのバースト転送機能、1日制限という使いやすさはライトユーザー向けにおすすめです。NifMoは3日制限が無く、毎日でも使える利点はあるもののやはり上限が少ないことで常に通信制限の恐れがあることが今回の順位に繋がりました。
キャンペーン実施中のインターネットおすすめ申し込み窓口
◇ビッグローブモバイル✕ビッグローブ光
◇OCNモバイルONE✕OCN光
◇NifMo✕@nifty光
スマホの利便性を活かすならキャリアがおすすめ
今回MVNOを比較紹介し、各社のメリット・デメリットを再確認しましたが、やはりキャリアと比べると利便性においては制限が多いと感じられます。最近はキャリアに迫る品質やサービスの提供を進めている企業が増えているものの、本家と比較すると見劣りするのは仕方のないことでしょう。
特にセット割を用いた割引やサービスは割引額や開放されるプロバイダサービスは比較にならず、ネットとのセット割をつかうのなら格安SIMよりも断然キャリアの方がおすすめです。
また、ソフトバンク回線に対応する格安スマホが現状なく、ソフトバンクバンクユーザーはワイモバイルのみという現状になります。ワイモバイルはMVNOではないYahoo!の自社回線を使用した第4のキャリアという立ち位置なので、サービスはMVNO以上、キャリア級という例外なので今回の話とは別物になります。
あくまで格安SIMは代替や適当なスマホとして扱い、ネットなどと組み合わせて使いこなすのであればキャリアの検討をおすすめします。
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